Musik_from_swedenのコピー

企画室【身体性の先を見る】アアロン・キャシディ①

2019年9月2日に下北沢ハーフ・ムーン・ホールにて行われるコンサート「身体性の先を見る」に関連した、ちょっとしたコラム。ゆきちか続編です。
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ゆきこ:ちかこはイギリスで、リザ・リム(Liza Lim)アアロン・キャシディ(Aaron Cassidy)に作曲を習ってたんだよね。リザは私も知ってるけど、アアロンはどんな先生なの?

ちかこ:英語圏では研究して論文書くときのメンターっていう立ち位置だから、師事!弟子!みたいな感覚ゼロだけどね。マスターとドクターをやってた頃のメイン・スーパーバイザーがリザで、セカンドがアアロン

ゆきこ:へぇ。国が違うとシステムも変わるし、師弟関係も違うもんだね。

ちかこ:ああ、ゆきこちゃん、奥さんは知ってるじゃない。てか、そうじゃん、ロンドンで曲やったじゃん!そういえば、あの二人こないだホリデーで日本来てたんだよ。昼間ベルリンの家で楽譜書いてたらいきなり新宿の街角からテレビ電話かかってきて。表参道で超いっぱい買い物した!とか、穴子が美味しかった!とか、京都が!とか。あれはたぶん新宿駅南口の前のところでしたね(笑)

ゆきこ:あのアアロン・キャシディが新宿南口に(笑)

ちかこ:2019年9月2日のコンサートで取り上げるアアロンの「The Crutch of Memory」はゆきこちゃんがとにかく推してたんだよね。それは何でだったの?

わたなべ:実はさ、色んな人から「アアロン・キャシディ」の名前は聞いてたけど、実際演奏に立ち会ったことはほぼなくて、一回体験してみたいなぁって思ってたんだよ。あまりドイツでは聞かなかったって言うのもあって。とにかく身体性が鍵だっていうのは、ちかこから聞いてたから、このプログラムに入れてみたんだよね。

ちかこ:頭で考えるより、まずは聴いてみるのが一番だと思う。私が生で見て衝撃だったのは、2010年くらいまでの、この辺の作品かなあ。

企画室【身体の先を見る】アアロン・キャシディ②につづきます。更新は一週間後の7月14日。お楽しみに。

森下・わたなべのふたりが講師をつとめるProject PPPの三日間のコンポジションアカデミーは2019年は9月2〜4日に開催予定。オンナ作曲家の部屋vol.2、稲森安太己によるゲストレクチャー、Vln&Vcコンサート、グループディスカッションなど。

9月2日(月)、下北沢ハーフ・ムーン・ホールにて行われるオープニングコンサート「身体の先を見る」では、中山加琳のバイオリンと、北嶋愛季のチェロで、アーロン・キャシディ、ユルク・フレイ、リザ・リム、シモン・ステン=アナーセン、そして森下周子の新作をお届けします。
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