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階段は飛び越せない、というのが自論だ。

例えば、ストレス耐性レベルがMAXで10としよう。

ストレスレベルが3で耐えられない!みたいな人が、ストレスレベル9が耐えられるか、と言えば耐えられない。レベル3の段階で、ストレスすぎてその現実が直視できない、みたいになっている人は、レベル9だとだいたい使い物にはならない、ということだ。3で耐えられないのに9で耐えられるものか。それは、どれほど自分や自分の家族の命や健康に関わっていても、だ。

今の国際情勢および国内政治は、レベルが高い。3で耐えられないのに、8とか9の現実なんか直視できるわけがない。ストレス耐性、というのは、そのストレスの大元である障害を、乗り越えることが可能か否かも関わってくる。絶対乗り越えられない現実は、たいてい直視できないのでストレス耐性は下がりがち。

歳をとると、生きるスキルみたいなのが溜まってるから、ストレス耐性レベルは上がっている。子供が耐えられないレベルも耐えられることが多い。自分で自分を養うための方法が、わかっていることが多いからだ。堅実に生きて着実に稼ぐスキルを溜めてきた人ほど、このストレス耐性レベルは上がっていて、見えている現実も広く、高い。そういうのはすぐには培われない。数十年かけて、一つ一つ階段を登っていかねばいけない。少しずつ、長い時間をかけて、自分の器を広げていくことが、現実を見るその見方に影響を与えていく。

私はひとまずパソコンで稼げるように勉強してきた。物語でも稼げるように勉強してきた。仕事が無くなった時は同人誌を描いてネットでアップして稼げるように頑張るか、アシスタントやWebtoonスタッフに応募しているだろう。副業も細々とある。もー電気がダメになったら畑耕しているわ。健康があればなんとか。そんな感じで、最悪やればなんとかなるスキルを身につけてることが、現実への見方につながっている。何かで失敗しても、なんとかなる準備もしている。

さて、あなたはストレス耐性レベルは高いだろうか。ストレスレベルの高い現実を直視できているだろうか。それは生きるスキルに直結してくるんですよ。自分で自分を養うためのスキルを、培ってきただろうか。稀に、すごい無力だけどよく見える、みたいな人もいるけど、そういう人はある種の死ぬ覚悟、みたいなもんが見えるものだ。そういう覚悟もあるだろうか。

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