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オープンDの音色を追って 23

 暑中お見舞い申し上げます。
 命の危険を感じるほどの暑さだそうです。
 皆さん、どうぞお気を付けて。

 GAROで夏の曲というと、パッと浮かぶのはトミーの『去年の夏』。
 改めて歌詞を調べると他にもあって、
『水車は唄うけど』
『蝶が飛ぶ日』
『四葉のクローバー』
『心の鍵』
『君の肖像』
 以上が夏を舞台にした曲でした。
 意外と多いですね。
 私にとっては『学生街の喫茶店』が秋の歌であること。ボーカルがよく毛皮の帽子をかぶっていたこと。三人のファッションがわりとシックなこと。

『姫鏡台』

 以上の点で、GAROのイメージは秋・冬なのでした。

 GARO BOXのDVDに収録された『ボクらの休日』。
 昔よく映画館でかかっていたようなフィルムの芸能ニュースで、珍しく夏服のメンバーの映像です。

ナレーション「念願のヨーロッパ旅行を果たしたガロ。新しいリズムとフィーリングを目ざして、ますますチームワークもぴったり」

 この映像の出典が株式会社スポニチクリエイツとなっていたので、ホームページに行ってみました。
 すると、所有している映像のリストがありました。
 GAROは三件。
 上記の『ボクらの休日』(OA日:1973/08/21)と、同じDVD収録の『初めての個展』(OA日:1973/10/27)。

ナレーション「今日はグループサウンズGAROという名前から離れ、質素に個人名で写真展を開きました」

 個展というのは、1973年6月にオープンした渋谷PARCOにおけるイベントで、GAROの写真展です。
 PARCO開業にあたっては「公園通り」「スペイン坂」など周辺のネーミングを含めた街作りが行われ、GAROは『公園通り』というプロモーションソングを担当していました。

『公園通り』

 残る一件は、BUZZの動画です。

BUZZ

 内容「楽屋でガロのメンバーと話す」。
 見たいなぁ。
 料金を支払えば見られるのですが、設定が法人向けのようなのであきらめました。
 BUZZは9月にBUZZ NEXTというコンサートをするそうで、大野真澄さんも関係があるらしいです。

 そして、もう一件。

マーク 堀内護 元 ガロ

 マークの『風の館』がありました。

『風の館』

 いい曲です。
 秋風が立つ頃に聴きたいですね。
 ……まだ7月だというのに、秋が待ち遠しいです。

(つづく)
(文中一部敬称略)

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