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息子との四国旅行①~再びのだるま夕日~

 バイクで淡路島に渡った結果、強風により本州との連絡橋が封鎖され身動きが取れなくなり、徳島港から何とかフェリーで本州に渡るルートにて帰路に着いた話を息子(小学校3年生)にしたところ、「フェリーに乗りたい」との発言が。旅感が増すフェリーに興味を持つことはとてもよいことだと(将来を見据えて)思い、「お父さんと一緒に旅行に行く?」と聞いてみると、二つ返事で「行く!」とのこと。そうして一泊二日の四国への旅行計画を立てることにしました。

 息子はバイクで行きたいようでしたがさすがに寒いので、今回は公共機関と車を使用することに。今回使用したのはこのチケット↓

南海電車 + 南海フェリー = 好きっぷ

 大阪市内から2500円で徳島まで行けてしまうとんでもなくお安いチケット。もちろん子ども料金は半額です。使用する当日、新今宮の券売機で簡単に購入でき、和歌山へ向けて出発。安くて個人的には大好きなフェリーに乗れてしまうとなると、これ以上のサービスはないのでしょうか。

サザンに乗ります(特急券は別途購入)

 特急サザンに乗って、1時間もすればあっという間に和歌山港へ。特急の時間に合わせてフェリーも出発するため、そのままフェリーへ乗り込みます。そして、いよいよ出港のとき。

写真撮影に走り回る息子
フェリーは気持ちよいですね

 さすがに風が強く、長時間外にいるのは辛いですが、目の前に海が広がる光景には、「おぉ~!」なかなか息子も喜んでくれているようでした。ただ、のんびりしたフェリー内での過ごし方にはちょっと飽きてしまったようで、終始うろうろ、ごそごそしていましたが(笑

 とはいえ、あっという間の2時間で、徳島港へ到着。そのまま市バスに乗り徳島駅へ。少し早いですがお腹が空いたので、

徳島ラーメン(お肉がとても美味しい)

 徳島ラーメンを食します。徳島ラーメン美味しいですよね、お肉が甘い。白ご飯が進みます。息子もきちんと完食しました。よかった。

 さて、さすがにここからは車がないと自由に移動できないため、あらかじめ予約をしておいたタイムズのカーシェアリングにて車を借ります。目的地は室戸岬。今は12時前なので、夕方前には着くでしょう。もちろん安全運転で。

 道の駅で休憩をしながら、車でどんどん南に向かいます。いくつか立ち寄りたいところもありまして、一つはむろと廃校水族館

廃校を利用した水族館
学校の設備が懐かしく感じます

 もともと水族館は好きなスポットですが、ここは廃校になった学校の設備や備品を活用して生き物の展示をしているからとても面白い。学校って私たちに共通する思い出の場所ですからね。思わず「懐かし~」と誰しもが自分の子ども時代と結び付けて、感じてしまうのでしょう。個人的にはOHPを水槽にしているのがツボでした。現役小学生の息子には、日常の風景と変わらないのでしょうけれども、その感覚のちがいがまた面白いですね。

今の子たちはOHPなんて知らないですよね(笑
プールで生活するウミガメ

 むろと廃校水族館を楽しんだ後、10分も車を走らせれば室戸岬です。中岡慎太郎の像が出迎えてくれます。ようやく辿りつきましたね。

私たちを出迎える中岡慎太郎の像
はしゃぎ回る息子

 広大な景色を目の前にして、息子もテンションが上がっているようでした。普段、人工建造物のない景色を見ることって、早々ないですからね。こういう場所に来ると、「あぁ旅をしているなぁ」という感覚になります。

 さて、この時点で時刻は4時半頃。今日は奈半利町のゲストハウスに宿泊の予定です。ご飯とお風呂は早めに済ませておくことにしました。

カツオのたたき(美味しいものたくさん

 道の駅キラメッセ室戸にて早めの夕食。カツオのたたきが絶品。これを食べないと高知に来た意味がないです。結構な量を注文したのですが、息子と二人でペロリと完食。

 そうこうしているうちに時刻は5時半。というわけで今回もチャレンジ、

だるま夕日チャレンジ

 おそらく息子ははじめて見ることでしょう。水平線に沈む夕日は。日没の時間を確認して、二人でカウントダウンをしながら、その瞬間を待ちました。結果は…? 

ちょっとだけ胴体ができている(笑

 11月にバイクで行った足摺岬で見た夕日もそうですが、水平線に沈む光景は本当に綺麗ですね。これだけで幸せな気持ちになります。とても綺麗なだるま夕日とまではいかなかったですが、綺麗な光景を息子と一緒に見ることができて、とても嬉しかったです。 

 さて、奈半利町に入り、途中「たのたの温泉」で入浴、そしてゲストハウス「よろずや」さんに向かいます。この日の客は私たちだけだったのですが、オーナー様がとても気さくで温かく、本当に楽しい時間を過ごすことができました。リビングの壁にはこれまで訪問された世界中からのお客さんの写真がびっしりと貼られており、このゲストハウスが皆さまに愛されている場所だということが分かります。
 本当に楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。
(息子との四国旅行②へ続く)

ゆきまる


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