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せっかく休むなら、たっぷり余白をとり、非日常を味わおう -フォルケホイスコーレ in 上川町の体験記-

こんにちは。ゆきみです。
2023年5月から無職になり、いよいよ4か月が経とうとしています。この期間、新しく出会う人たちに「今何してるの?」と聞かれては「戦略的無職中」と自己紹介をしていました。けっこう面白がられます。おすすめです。

さて、今回はお休み期間に試したことで、「これはいい!」と思ったフォルケホイスコーレ in 北海道上川町についてご紹介します。

もしあなたが以下のような愛すべき不器用な人間だったら、おすすめ度はさらに上がります!

・週5で働くことに疲れて、休みをとりたい🏝️
・次のこととか考えずにとにかく充電したい🔋
・休みの間に何をしたらいいかわからない🤦🏻‍♀️
・海外に行けるほどの貯金がない🤦🏻‍♀️
・自分で旅行の計画を立てるのがめんどくさい🤦🏻‍♀️
・いろいろと頭で考えすぎて、行動できない🤦🏻‍♀️
・休んでるはずなのにお金をケチってたら日常の延長線が続いていて、なんか休めてない!🙀

これは、実際に私が無職になってから感じた葛藤です。笑 中途半端な時間の過ごし方から脱し、無職を100%楽しめたと言えるのは、今回の北海道の旅があったからと言って過言ではありません!

なぜなら、めんどくさがり人間でもめちゃくちゃいい感じにリフレッシュできる条件が揃っていたからです。具体的にはこんな感じ。

・プログラムが組まれてるので、最低限やるべきことは飛行機のチケットをとることだけ✈️!(あとは荷物のパッキング。決して私のように当日の朝に詰めないように🫵)
・海外ではないが、スーツケースを預けて飛行機に乗って移動するからいい感じに旅感(つまり、コスパがいい!)
・多様な参加者との共同生活が留学っぽい非日常感🛣️
・プログラムは適度に「余白」があり、自由時間がある🗽
・自然に囲まれ五感が刺激されることで思考が減り、「今ここ」を楽しめる
・スマホから距離をとれ、SNSデトックスになる📱(めっちゃ大事!)

タイトルにも書いたとおり、休むなら「非日常」に身をおいて、心、身体、頭の「余白」がとれる経験、めっちゃ大切です。気持ちが切り替わります。すべてを手放して徹底して休むことで、そろそろ働くか〜〜、となります。

ということで、私が北海道の旅で体験して印象に残ったことを紹介していきます!

「そもそもフォルケホイスコーレって何?」という方は、こちらの記事を参考にどうぞ🙌。運営の一人の本場デンマークでの大人の学び舎体験記が書かれています。

わたしが参加した夏コースの案内はこちら👇

そのまんまフォルケホイスコーレに参加して印象に残ったキーワードは、「自然」「人」「対話」です。それぞれ見ていきましょう。

自然

まずはなんと言っても北海道の大地が違う。

黒岳の高山植物

普段コンクリートジャングルの中で生活している都会の人であればあるほど、大自然の中に身を置くことは非日常になると思いました。

私は消耗しやすい人間がゆえ、東京で働いてるときの休み方は「外界をシャットダウンして家に一人でいる」でした。実際、お休み期間が始まった最初のほうは一人で家に閉じこもっていました。しかし、ダラダラした締まりのない日々はあまり休めてる感覚がなく、フォルケに参加することを決めました。

実際に参加してみると、人といる時間が長いし、いつもの私なら消耗してヘロヘロになってるはずなのに、結果はめちゃくちゃ元気でした。むしろ出発前よりも元気になりました。笑 それは緑が深い山々澄み渡った青い空ふかふかの土スカッとした空気など、全身を使って感じた自然エネルギーのおかげだったんじゃないかと思います。

実際にプログラム期間では、覚えきれないほどの植物と花を楽しめるガーデンを歩き回ったり。

見渡す限りの緑
撮影:れいちぇる
思い思いに過ごした
撮影:Izumi Iwaki
白樺っていいよね
撮影:Izumi Iwaki

写真はガーデンを案内してくれたいずみさんのものをお借りしました。
最後に、昼間には珍しいたぬきも見れました^^

次の日は、標高が約2000mの黒岳に登ったり。

結構険しかった
7合目から登山
頂上は激寒!

森に囲まれたキャンプ場でギターの音色と焚き火をお供にひたすらダラダラお喋りしたり。

撮影:れいちぇる
撮影:れいちぇる
撮影:れいちぇる

ちなみにこちらのええ笑顔たちを撮ったのは上川町に住むカメラマンれいちぇる。ナイス〜〜!


他にも、水が透き通っててそのまま飲めそうな川をジャブジャブ歩き、自分でとった餌で魚を釣ったり。

釣りは瞑想🧘‍♀️
まじで、野生の川だった
釣ったどーの顔
笑顔がすべてを物語っている

誰もいない真っ暗な丘に寝転がって、満点の星空を眺めたりもした。

え、青春?


次に、現地の人と出会い、それぞれのライフストーリーを垣間見れるのもフォルケホイスコーレの醍醐味です。地域を盛り上げようとする地元の方、地域おこし協力隊で移住してきた20〜40代の方とお話する機会がありました。

大雪ガーデンを案内してくれた存在自体が癒やしのカメラマンいずみさん
撮影:れいちぇる
山登りとBBQをサポートしてくれたのにインドア派なあっちゃん(右)
層雲峡でホステルをオープンし、まちづくり会社も起こした志水さん
もち米と大豆を育てている地元農家の辰巳さん(弟)
撮影:れいちぇる
美大を出ていろんな職についたあとに新たな挑戦としてカフェ経営をしている辰巳さん(姉)
上川町のマスコットかみっきーの生みの親
熱量がやばく出会う人をファンにさせる木を切らない木こりの清水さん
撮影:れいちぇる
台湾出身のガイド、ワイルドTobyさん
いろんな理由で上川町に住んでいる若者たちのBBQ


熱量や考え方に多様性はあるけれど、共通するのは「自分らしく生きようと模索し、チャレンジしている」ことだと感じました。

「生き方」に本来正解などないはずなのに、いつのまにか都会の、東京の、資本主義のゲームの中での正解を自分に押し付けてしんどくなっちゃう私にとって、自分で生きることを自分に許した人たちと出会い、話をすることは生き方の選択肢を広げてくれるきっかけになりました。実際に「東京にいる必要なくない?」となり、北海道移住を真剣に考えたくらいです。笑

対話

プログラムにはいろんな形で自分と対話する時間他者と対話する時間も設定されていました。

ふだんは考えない「問い」で自分の考えが整理されたり、初めて使うカードを通して新しい考えが浮かんだり、じっくり相手の話を聞くことで、新たな一面が知れて心の距離を縮められたり。たっぷりの対話時間はフォルケホイスコーレに欠けてはならない時間だったと思います。

参加者の年齢も10代〜60代と幅広かったので、途中で家族感、親戚感がでていました。笑

トーキング・サークル「今のあなたを形作った経験は?」
自分のレンズを通して見えた世界を言葉や絵に
撮影:Izumi Iwaki
「人生の輪」を発表
絵カードを使ったリフレクション
町民も交えてのリフレクション
自由時間にチャレンジさせてもらったアート対話
Beの肩書きワークショップ


まだまだ書けることはたくさんあるけれど、せっかくなので体験した人にしかわからない余白を残しておきましょう😌。

とにかくいい感じに「ゆるい時間」が流れているフォルケ、最高でした。

はっきりした何かを得ようというよりも、いつもと違う環境に身を置いてみたいただ流れに委ねてみる自然発生することに意味を見出す偶然性を大切にする、そんなことが楽しめる人には最適なプログラムなんじゃないかなと思います🌞。

最後に、上川町のコミュニティスペースPORTO(ポルト)で出会った本の中の言葉が、まさにフォルケホイスコーレに通じることだと思い、引用して終わりにしたいと思います。

Q. これからの社会でいちばん必要な能力はなんだと思いますか。

A. 「じぶんを大切にする態度じぶんの気持ちに正直に耳を傾ける習慣だと思います。勇気と尊厳を持って。」

いまはまだない仕事にやがてつく君たちへ 建築家・三浦丈典が未来への悩みにこたえる
自分の心が動く方向を目指して生きたいね^^


秋コースの募集が始まっています!
少しでも興味があったら、案内をのぞいてみてくださいね。



おまけ

大雪ガーデンのお気に入りショット
深夜1時まで、JK、60代のおっちゃん含めて一緒に遊んだItoが楽しすぎた
絵を描いてみたりもした
没頭とはこのこと1
没頭とはこのこと2
東川町にドライブに行って寄ったカフェ
似合う?横の人は元食品メーカー勤務(笑)
はい、かわいい〜
はい、せつない〜
上川町、最高でした!ありがとう!

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