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学資保険の闇!?

子供がいる家庭で、加入されている方は多いのではないでしょうか?
小学校、中学校、高校、大学の時にまとまったお金が必要です。
入学時に数十万、数百万は非常に苦しい為、学資保険に加入する事で、元金以上にお金が戻り、さらに入学時にまとまったお金が戻ってきます。

「保証型」の商品もあり、積立だけではなく、子供のケガや病気も保証してくれてとても便利な保険です。
もはや加入しない理由が分からない完璧な保険ですね。
と思っている方、完全に誤解しています。
その理由を解説していきます。

結論、加入されている方は今すぐ解約、もしくは払い止めをすべきです!!
学資保険で学費を貯めるのはリスクが高く、リターンが極端に少ないです。
※もう直ぐ満期になる方はそのままの方が良い場合もあります。

解約すべき7つの理由!

理由①保険会社の倒産リスク🏢


倒産のリスクがあります。
過去の倒産した保険会社はたくさんあります。
日産生命、東邦生命、千代田生命、第百生命、協栄生命、大正生命、東京生命、大和生命は倒産しています。
※1997年〜現在

大手だから大丈夫という時代はとうに終わりました。

理由②責任準備金💰

責任準備金とは、保険会社が万が一倒産しても、掛けた保険金に対して補償してくれる制度です。

ただし、責任準備金=満期保証金が保証される訳ではありません。
計算が複雑で、実際は蓋を開けてみないと分かりません。

ちなみに銀行の場合、預金者1人あたり元本1,000万まで補償されます。
銀行の方が安心ですね。

理由③拘束期間が長い🥱


学資保険は一般的に0歳~18歳まで積立する事が多いと思います。
途中解約すれば、約1割以上損します。
※1割は参考値として考えて下さい。保険会社やプランによって、異なります。

時代の変化は早く、18年後は誰にも予想できません。
例えば今回の新型コロナウィルスを予想した方はいましたか?
常にリスク管理し、万が一に備えるべきだと思います。

理由④元本割れのリスク⤵️


学資保険は大きく分けると「貯蓄型」と「保証型」があります。

保証型はほぼ元本割れします。
病気やケガの補償があった方が安心だと思う方もいると思いますが、そもそも学資保険の目的を思い出して下さい。

目的は「確実に学費を貯める事」です。
元本割れしたら意味がないですよね?
医療保険のついた学資保険は、簡単に言うと医療保険の部分は掛け捨て、学資の部分は元本保証されますが、合計でマイナスになる可能性が高いので、元本割れが発生します。

理由⑤学費の上昇⤴️


学資保険はそもそも10年や18年と長期に渡り、学費を貯める保険です。
ただ、時代は常に変化しており、物価も上昇しています。

学資保険で大学資金は貯まらないことは全然あります。

理由は過去の学費の上昇率にあります。
私立大学は約83万から113万(2016年)まで上昇、約37%も上昇しています。
国立大学は52万から81万(2017年)まで上昇しました。
なんと56%も上昇しています。
18年前に誰が予想できました?

このように、18年後のことは誰にも分かりません。
ですので、学資保険に加入しているからと言って、学費は大丈夫だ!と思うのは非常に危険です。

理由⑥インフレリスク⤴️


お金の価値はインフレ、デフレにより変わります。
ですので、毎月の学資保険で積立された数百万が、18年後も同じ価値とは限らないです。
当然足りないことも十分にあり得ます。

理由⑦ぼったくりの利回り😱😱😱


学資保険の利回りは一般的に106%~117%です。
還元率117%と記載している学資保険も、実質106%〜107%程度です。
これは数字のトリックですので、誤解しないで下さい!

一番の問題は利回りです。
ここが一番誤解している方が多いと思います。
なんと10年間や18年間の利回りが106%~107%です!

年間にすると、1年あたりの利回りがなんと約0.48%です!

ただ、保険を勧める方はこの0.48%の年利を言いません。笑
だってこれ言ったら、普通加入しませんよね?

営業の鉄則で、費用が高いものは割り算をする。
例、年間1万よりは月々833円の方が安く感じますよね?
そして、お得になる場合は掛け算をします。
例、月々833円お得するよりは、年間1万円お得になりますの方がよりお得感がありますよね?
学資保険は掛け算をします。
理由は毎年の利回りが極端に低い為、掛け算して、多く見せています。

0.48%なら定期預金とかでもいいレベルです。
定期預金であれば高いところで0.3%は期待出来るし、さらに銀行が倒産しても1,000万+利息が補償されます。
こっちの方が安心ですね!

以上の理由から学資保険はメリットがほぼなく、リスクの方が大きい商品です。
子供の学費を確実に貯めるのであれば、学資保険以外をおすすめ致します。

加入直後に死亡した場合は支払いが免除になります。
これが唯一得するケースだと思います。
亡くなっているので、もはや損得ではないですね・・・。

実際、私も約6年間ニッセイの学資保険に加入していました。

先日解約しました。
途中解約ですので、短期的に見たら損をしています。
しかし、長期的に見ると、得をしています。
もちろん、最初から加入しないが最も得してましたですが😭

倒産のリスク、元本割れのリスク、超ぼったくりの利回り、18年間拘束あるのに、肝心な学費を賄えない可能性も極めて高い。
ハイリスクノーリターンの学資保険に頼るより、つみたてNISAぼ方がよっぽど現実的ですね👍


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