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【イチロウ】ヘルパーの皆様と作る新しい介護の世界

介護保険外のオーダーメイド介護サービス「イチロウ」を運営している株式会社LINKの水野です。

本日、4月4日で株式会社LINKも5年目に入りました。
この4月からイチロウとして様々な進化がございます。

今回は、3月中旬から随時お知らせしていた、4月からのヘルパーの皆様の働き方への変化や、その目的を中心に、イチロウがヘルパーの皆様と共に作りたい世界についてお話させていただきます。

契約方法の変更

これまでイチロウでは「個人間契約」というご利用者様とヘルパーの皆様の契約を主にサービスを展開してきました。

今回、「個人間契約」からイチロウを仲介させる「業務委託契約」へ変更することになりました。契約方法の変更に伴い、サービスの一次責任がイチロウとなり、よりヘルパーの皆様が安心して働くことができる環境になりました。

そもそも、なぜ「業務委託契約」にする必要があったのか...
もともとイチロウは、通院の付き添いなどの介護保険では受けにくいスポットのお仕事をオンライン上でマッチングするために設計していました。しかし最近では、ご自宅内での定期的な介護の仕事も増え、ヘルパーの皆様へリスクやストレスを背負っていただくことが多くなってきました。

そこで、イチロウ自身もマッチングをしているだけの役割ではなく、もっとご利用者様の近くで介護に携わり、現場で働くヘルパーの皆様を守る立場へ変化しなくてはいけないと判断し、今回の契約変更に至りました。

改めて新しい損害保険へも加入しております。
今回、「業務委託契約」について理解いただき、契約していただいた皆様へへ感謝すると同時に、イチロウへの期待に応えられるよう、様々な取り組みを行っていくつもりです。引き続き、どうかイチロウをよろしくお願い致します。

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ヘルパーみなさまの呼び方の変更

契約方法の変更に伴いもう一つ変更している点があります。
4月1日より、ご契約いただいているみなさまのことを「ケアヘルパー」ではなく、「ケアパートナー」と呼び方を変更させていただきます。

これには、サービス提供者としての「ケアヘルパー」ではなく、イチロウが作っていきたい世界やビジョンに向かって、ともに歩んでいくパートナーであってほしいという理由から、「ケアパートナー」と呼ばせていただくことにしました。

カスタマーサクセスメンバーも、ヘルパーで慣れているため、たまに間違えてしまうこともあるかと思いますが、何卒ご容赦ください。

イチロウがパートナーの皆様と作りたい世界

呼び方をかえるのはわかったが、その中にある「イチロウが作っていきたい世界やビジョンに向かって」とありますが、これについてご説明致します。

これまでも様々な場やブログでもお話をしてきていることですが、イチロウとしてのお客様への約束することとして、サービスとしての想いと一本の筋を作りました。

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ミッション(イチロウが達成すべき使命)

本物の介護サービスを届ける
介護保険制度のように、介護報酬を中心としてサービスではなく、介護サービスの原点にかえり、ご利用者の「幸せ」「より良い体験」を中心においた、本物の介護サービスを届けること。

ビジョン(ミッションを達成することで作られる世界)

介護をする人も受ける人も幸せな世界
ご利用者の「幸せ」「より良い体験」を提供し、その提供価値に見合った対価を得ることで、介護をするパートナーの皆様も、サービスを受けるご利用者も幸せになれる世界を作ることができます。
このシンプルで本質的な仕組みをイチロウで築いていきます。

バリュー(行動指針)

行動指針については、これまでイチロウを通して頂戴してきた、ご利用者や家族からの意見を元に、本物の介護サービスに必要な要素をあげています。

1. 誠実である
ご利用者がどんな相手であろうと、誠実に素直に耳を傾け、受け止める気持ちを持つことが重要になります。
2. 技術を磨く
ご自宅内での介護は、日々状況が変化していきます。その変化に臨機応変に対応するための、広く深い介護技術や知識が必要であり、鍛錬・磨き込みにより提供価値を高めることができます。
3. 継続する
日々の介護の、その瞬間を大切にする意識をもち、小さな満足を積み重ねる努力を行います。

私たちは、バリュー(行動指針)をもとに本物の介護サービスを提供し、介護をする人も受ける人も幸せな世の中を作ることができると信じています。

パートナーの皆様へも日頃のケアから意識をしていただきたいと思っています。

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介護をする人にとって幸せな世界

介護士の方はどのようにモチベーションを維持していますでしょうか?
私自身も介護士として特別養護老人ホームなどで介護業務を行ってきましたが、それは現場での「ありがとう」の言葉ではないでしょうか?
なんの混じり気もないシンプルな「ありがとう」の言葉で、日々の苦労も忘れてしまう経験があるのではないでしょうか。

しかし、「ありがとう」の言葉や感謝されることによるやりがいだけでは、越えられない壁もあると思います。

今の介護保険制度下では、誰が介護サービスを提供しても報酬は同じです。言うなれば、努力しても手を抜いても報酬は同じです。
イチロウでは、努力している介護士が報われる世界を作りたいと思っています。本物の介護サービスを提供する介護士が、提供価値に見合った対価を得る仕組みを作りたいと思っています。まずはここを改善しないことには、介護業界に未来はないと思っています。

それが、イチロウが考える新しい介護の形です。
私たちが取り組む、ITやインターネットを活用した訪問介護の仕組みは、介護保険制度では認められません。だから、介護保険外でやるしかありません。

しかし、ホームヘルパーの有効求人倍率が15倍を超える時代に、いずれ今の仕組みでは立ち行かなくなる時期が来るでしょう。その時に、イチロウで働くパートナーの皆様が、ITを駆使し高品質な介護サービスを提供していたらどうでしょうか。どちらが時代にマッチしているかは明白であり、イチロウの利用に、国や市町村の補助が入る世界が来るはずです。

でもそれは今ではなく、もう少し先の未来です。
そんなちょっと先の未来を想像し、ご利用者が心の底から満足する「本物の介護サービス」を提供している実績が必要になります。

イチロウが介護保険対象となり、表舞台に立った時、財政を中心に設計され使いにくくなる介護保険制度ではなく、ITを中心に「利用者」「家族」「介護士」「国の財政」のバランスが取れた介護業界が実現できると、私たちは信じています。

イチロウのビジョンや志に共感していただけるパートナーの皆様と、そんな素晴らしい未来を見据えながら、日々ご利用者と対峙し本物の介護サービスを提供していきたいと思っています。

引き続き、イチロウをよろしくお願いします。



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