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体中に「さぶいぼ」出たわ

久しぶりに出ました「さぶいぼ」。

わたしが出たのではなく、朝の連続テレビ小説「ブギウギ」の鈴子ちゃんが大人の華麗なダンスをみて、さぶいぼ出ちゃった模様。

「体中からさぶいぼが出た」と心の声。

「さぶいぼ」との出会いは、わりと最近で、前々回の朝の連続テレビ小説「舞あがれ」

たしか、お好み焼き屋の奥さん役のくわばたりえさんが、誰かが柄にもなく熱い言葉で相手を鼓舞した時にちょっと恥ずかしいという感じで
「今、さぶいぼ出たわ」
という使い方をしていた。

腕をクロスしてぶるぶるっとしたしぐさ、前後のシチュエーションで

「鳥肌たったわ」

というのはわかったが、初めてきいた。

さぶいぼの語源はなんだろと思ったが、寒いイボが出たとかそんなところだろうか。

しかも、当時同じことを思っている人が多数いたようで、一瞬ツイッターで盛り上がり、関西弁だということも知った。

しかし、「さぶいぼ」を使っている人を見たことがない。

ということで、人にあうたびに

「さぶいぼって使う?」

と聞いたら、
・たまに使うで(50代、特に大阪の南)
・おばあちゃんが使ってるわ(40代)
・全然使わない(30代)
・なにそれ(20代)

との結果。ちなみにサンプル数は15。

ということは、今はそれほど使わないようだ。

なんとなく「さぶいぼ」の響きが気いっちゃったもんで、どこかで使えないかなと様子をうかがっていたところ、そのときがきた。

友人と歩いていたら、肩にかけていたかばんをかするくらいの距離で、ものすごいスピードで自転車が通り過ぎたのだ。

「ちょ、今、さぶいぼ出たわ」

としたり顔でいったら

「なんかちゃうな」と関西人。

「今のは鳥肌ちゃう?」

「え?そうなの?さぶいぼ=鳥肌じゃないの?」

「う~ん、厳密にいえばそうかもだけど、わたしの中では
さぶいぼ=恥ずかしい、興ざめ、しらけた
鳥肌=恐怖、震える
なんだけど」

ふむふむとこのときは納得していたが、今日の鈴子ちゃんのシチュエーションは

感動して、さぶいぼが出た。

感動した場合は、どちらを使うのだろう。

たまたま電話がかかってきた友人に聞いたら

「え?定義なんてないっしょ。関西人でも人によってさぶいぼの解釈違うと思うよ。ちなみに、わたしはどのシチュエーションでも「鳥肌たったわ」ていうな」

さぶいぼの使い方難しい・・・

寒くて鳥肌が立つ場合はどっちなんだろ?

さぶいぼの定義教えてくださいませ。

今日も読んでくれて、テシュッキュル・エデリム(トルコ語)
一度では覚えられないほど長いが、気心しれた友達には「サゴール」と軽く言える

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