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ありがたき幸せ 謹んでお受けいたします

大河ドラマ「光る君へ」にすっかりはまり、青空文庫で発見した与謝野晶子の源氏物語を読み始める始末。なんとなくストーリーがわかっているから、古い文体でも意味がわかる。ちょっと頭がよくなった気分。

著作権消滅した作品をこうやって電子書籍としてアップしてくれる方たちに感謝しなければならない。

毎週日曜日に平安時代にプチタイムトリップしているもんで、姫様たちの京ことばやお上品に笑う「おほほほほほ~」みたいなのを真似してみたりしているのだが、一番使いたい言葉がある。

まひろ(紫式部)のお父様、藤原為時が役職もらったとき、和歌の会に招待されたときにいった言葉

ありがたき幸せでございます。謹んでお受けいたします。

いいな、この一歩ひいている感じと、奥ゆかしさ。なかなか今の時代でこのフレーズを使う機会がない。できれば、三つ指ついて、このフレーズを言いたい。そうなると力士にならないといけないか・・・

力士にはなれないが、どうにかして使いたい。何か依頼されないと使う機会がない。今度、大阪に友達がくるから、店さがしてくれない~?という依頼は来たけど、友達に使うには微妙すぎる・・・と機会をうかがってたらきた!

「●●です。こちらの取材原稿の依頼をしたいのですがご都合いかがですか?」

なんと丁寧な仕事依頼。やっと使える!

「●●さま 
ご依頼いただきありがたき幸せでございます。謹んでお受けいたします」

とメールしたら

「早速、ありがとうございます。では●日~●日の間でいかがでしょうか」

とスルーされてしまった。まあ、突っ込んだらいいのか、忙しくてあんたにかまっている暇はねぇ~と思われたか、はたまた何も気づかなかったか。

ともあれ、やりたいことをやれたことがとてもうれしい。ハッピー!

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