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新旧交われない京都駅

いつからかわからないが京都駅に立派な門ができていた。

外国人観光客用のフォトスポットとして作ったんだろうと通り過ぎていたが、そうじゃなかった。

大河ドラマ「光る君へ」が始まってからやたらと平安京の雅な雰囲気に酔いしれている。十二単をはおってみたり・・・

そこで、俄然気になり始めたのが京都駅にあった赤い門。

もしかしたら平安京と何か関係があるんじゃないか?と思い、朝7時の新幹線に乗る前に案内板に近づいてみた。
いつもは外国人が撮影しまくっていてわちゃわちゃしているが気温の表示板が0℃を映している今日は人っ子一人いない。

さてさてと読んでみると、平安京のシンボルだった羅城門の十分の一の復元モデルだそう。外国からの使節団を迎え入れるなどする役割を担っていたというから、外国人観光客用のフォトスポットとまあ、関係があったかと妙な納得をする。

暴風などにより倒壊し、980年以降、再建されることはなく、平安遷都1200年記念事業として、1994年に京都の職人たちの技術を結集して復元。2016年に京都駅に設置。設置した団体は羅城門の実物大の建立を目指しているということだ。

確かによく見てみるとめちゃくちゃ精巧につくられている。屋根の先端につけられている釣鐘というんだろうか、そんな小さいところまで丁寧につくられている。

実際にあった場所に再建するのは難しいとは思うが、一体どこに実物大を作るのだろうか。

ともあれ、紫式部が生きた時代にはこんな雅な羅城門があったんだなとしみじみみつめながら、現在の京都駅のシンボル京都タワーとぱちり。

朝だからか京都タワーにピントをあわすと羅城門が真っ黒になり、羅城門にピントをあわすと京都タワーが真っ白になる。

新旧交われないのよとでもいいたいのか。

ちなみに帰りにぱちり

現代的なライトアップをしたことにより交じり合うという。


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