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かごバッグの20年後

かれこれ10年ぐらいは経過しただろうか。覚えていないくらい久しぶりに浅草にいった。

クドカン狂いの20代。タイガー&ドラゴンの撮影をみたいと浅草に通いつめ、ドラマをみているうちに落語にはまり、浅草演芸ホールに通っていたころが懐かしい。

仲見世通りには人形焼きやせんべいを焼く匂いがどこからともなく漂い、食欲をそそったものだ。うなぎ食べたいけど、高いな~なんていいながら老舗風の店を通り過ぎもした。

そんな懐かしい浅草が消えた。外国人観光客でごったがえしている浅草は、天丼のてんやでさえ行列。通りにはインスタ映えするドリンクスタンドやトイプードルミニカフェ?という何がミニなのかよくわからないカフェも登場し、ここは原宿か?と思った。

取材は滞りなく終わったものの、古い昭和な感じがあまりなくどうも寂しい。そのまま帰るのもなんだかな~と蔵前方面へ足を向けた。

昔みた、まむし専門店、あるかな~とウロウロすると、あった!あった!店頭のまむしが、団子のように丸まっていて、相変わらずキモイ。きもいけど懐かしくて、ツンツンしたくなる。

あ~、これを求めてたのよと、勢いづいて浅草橋方面に向かう。

アジアの市場の街角にありそうなかごバックやさん発見!


かごバック。特に旅行中は、ものすごくかわいく感じてついつい買ってしまうかさばるかごバック。ベトナム、タイ、インドネシアといった東南アジアにいったときはついつい買っていた。

お土産として買っている時は
・かごバックにサンドイッチいれて彼氏とピクニックしたいな(←叶わず)
・夏の休日のデートにチェックのワンピきて、かごバックもって出かけたいな(←そもそも彼氏いず)
・お部屋のインテリアとして首に巻く布とかをかわいくディスプレイしたいな(←いつも汗だくだからそもそも入れられなかった)

ということで、さまざまなシチュエーションを想像して買うも結局、押し入れに突っ込み続け10年。引っ越しのときに久しぶりにみたらなんか白いもの(カビ)がはえていた。

かろうじてカビを免れたかごバックたちがいる。
彼女らは、20年の時をへて、実家で野菜の収穫の際にフル活用されている。
もしくは、近所に野菜をもっていくときにお母さんが使っている。

そもそもなのだが、かごバックは固くて、持ちにくくて以外とモノが入らない。しかも、仕切りがないからバックの中がぐちゃぐちゃになってスマホが見当たらない。

結局、ポッケがたくさんあってモノが大量に入るトートバックやリュックサックに落ち着くのである。

ハイジ世代としてはいつかかごバックに焼いたパンや牛乳をいれてピクニックにいってみたいなと思うのである。


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