• 一人寝が寂しいから旦那さんと一緒に寝ている

• 地震や雷時に一人で寝るのが怖い

という友人がいる。

わたしはというと、電気がついてようが、人がべちゃくちゃしゃべっていようが、雨風さえしのげたら寂しいも何も眠いから寝る。
できれば一人のほうがゆっくり寝られるから誰かと一緒に寝るなんて論外。
若いころ、腕枕に憧れたがちっとも気持ちがよくないのですぐ外した経験あり。

ということで、ビジネスホテルの狭い部屋で一人で寝るのもおちゃのこさいさい。ましては飲んで食べた日はシャワーをあびてそのまま素っ裸で寝ることもある。

昨晩も朝７時の新幹線に乗って、打ち合わせ、取材２本と過酷なスケジュールだったうえ、軽く飲んで帰ったもんだからシャワーを浴びたあと、ベットに倒れこんでそのまま就寝。

スピースピーと気持ちよく寝ていたのだが何やら遠くでがちゃがちゃ音がする。うるさいな～と、むくっと起きると、なんと部屋のドアを開けようとする人がいる。タッチパネル式で暗証番号をいれて入室するタイプの部屋なので、ピコンピコン音が鳴った後、がちゃがちゃと何度もドアを開けようとする。

部屋を間違えている酔っ払いだと思うが、怖くてのぞき穴ものぞけない。ひとまず何かあっちゃいかんとパジャマを着て、布団にもぐりこんでいると、やっと部屋を間違えたことに気づいたのか、少し遠くでピコンピコン音が鳴り、無事に部屋に入ったようだ。

なんとも騒がしいやつだ。人の安眠を邪魔しやがって・・・と思いつつ、何事もなかったかのように眠りにつく。

しばらくして、今度はドアのほうからかなり明るい光が差し込んできた。まぶしくて仕方ないので、何がどうなった？とのぞき穴をのぞいた先にいたのは、笑ゥせぇるすまんのもぐろふくぞうのようなおじさん。気持ち悪い顔でニヤリとするもんだから、のけぞって尻もちをついた・・・

というのは夢で、夢の中で尻もちをついた瞬間目が覚めた。寝たけど、頭のどこかでもぐろふくぞうを想像して気持ち悪るッとか思いながら寝たんだろうな。

誰かわからんが部屋を間違えるもんだから変な夢みて、爆睡できなかったじゃないか。

一人がいいなんて思っていたが、こういうときは誰かいたほうが安心して寝られる。ビジネスホテルでの女の一人寝は何かと怖い。