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1kg440円

飛行機を降りたら、すぐに出たい
旅行中の荷物を極力少なくしたい

という理由により、国内線で荷物を預けることはほぼない。

しかし、唯一預けるのが帰省から帰るとき。
近所の農家さんが規格外になった野菜を捨てる現場に出くわしてはもらってくるので、必然的に大荷物になる。

今回もブロッコリー、ネギ、白菜、キャベツ、暖冬だったせいかまだまだ採れていたピーマンやナスまでスーツケースにたっぷりいれた。

せいぜい10kgくらいだろうな~なんて、思いながら並んでいると

「え?4400円?440円でしょ?」

とカウンターで手続きしていたおばちゃんがびっくりして大声をあげている。

聞いていると、おばちゃんの預け荷物が30kg。爆買い中国人たちがごろごろ引っ張っているような大きなスーツケースだ。にしても30kgって何が入っているんだろう。

どうやらおばちゃん、HPで440円の表示をみて、無料の20kgをオーバーした分は440円払えばいいと思い込んでいたらしい。これ↓

ばっちり赤文字で1kgあたりと書いている。

いやいやいや、そもそも20kg超過した分一律440円だったら、大量に飛行機に預けちゃうんじゃ?と考えてしまう。

10kg超過しても440円だったらクロネコヤマトがぼったくりになってしまう。

おろおろしているおばちゃんをさとすように、JALのカウンターの人は丁寧に

「お連れ様はいらっしゃいますか?国際線に乗り継ぎますか?」と聞いている。

そうか、2人連れであれば、1人20kg無料だから二人で40kg無料。
ということで、無料で運べる。

国際線の場合は1個23kg以内で2個まで無料、すなわち46kgが無料だから乗り継ぎの場合は多めにみるんだろうか?このあたりは聞いてみないとわからないが、国際線に乗りますか?と聞いているからおそらく、OKなのだろう。
ただ、おばちゃん、1個で30kgだからいずれにせよ荷物はわけねばならないだろう。

後ろでそのやりとりを聞きながら

「わたしは10kgなので、わたしの分の残り10kgどうぞ」

と言ってあげたいところだったが、もし、おばちゃんが麻薬の売人だったら・・・は!運び屋になってしまうじゃないか、それはいかん!と、我にかえる。

まあ、その前にJALの人に怒られるだろうが。

JALのお姉さんはとてもやさしく

「そこのファミリーマートで宅配便で送ったほうが安いですよ。お待ちしますから」

と案内してあげてた。優しい。

ちなみにわたしの荷物は15kgだった。大根が重かったか。

機内で機内誌を読んでいると、例のおばちゃんが乗り込んできた。
リュックを背負い、両腕にエコバック2つ携えている。

宅配便をけちるために機内持ち込みにしたというのが見て取れるのだが、機内持ち込みも10kg以内の制限があるはずだから通らないと思うが・・・

いや、そういえば、保安検査場で重量を計っていたっけか。いや、はかってない!LCCとは違い機内預けの重量は多めにみているとみた。

ということで、ほぼ皆さん知っていると思うが、超過荷物は1kg単位で追加料金が発生するので、お間違えなく。

と、機内誌に乗っていた間違い探しがちょうど「荷物はあずける?」だった。

この間違い探し、かなり細かい間違いで最後のひとつがいつも見つけられず、真剣に間違い探しをしすぎて、快適な空の旅を楽しめないのが最近の悩み、

今日も読んでくれてタク(デンマーク)

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