マガジンのカバー画像

感じて、問うて、言葉にして

51
日常の鮮やかさを再発見するための試行錯誤。
運営しているクリエイター

記事一覧

「すべて受け入れる」という綺麗ごと

これはただ、わたしの問題なのだ。 「どんな人も出来事も受け入れたい」と言いながら、そこに…

19

感情に誠実でありたくて

湧き上がった感情には、誠実でありたいと思っている。蓋をしてなかったことにしてきた感情たち…

19

もう一度、書きはじめる

あんなにもう、書きたくないと思っていたのに。 たいして誰にも読まれないならば、お金になら…

33

春の匂いに思うこと

エッセイは通過点であって、ゴールではないんだ。 本当にやりたいことは……まだ、言えない。…

24

思考は急に止まれない

頭の中にも、慣性の法則は成り立つのだと思う。 猛スピードで動く車が急には止まれない、あの…

12

動物としての自分、人間としての自分

息子のおやつのバナナを買いに、スーパーへ行った。ベビーカーに乗せた息子のお散歩がてら、あ…

12

流されるまま旅をつづけたなら

もっと流されてもいいのかもしれない。 自分で決めた「行くべき道」にそぐわなければ従わない――そんな頑固さを手放したら、もっと心地よい場所へ流れつける気がする。 やることなすこと全てに「有意義かどうか」を問い、そうでなければ切り捨てる。受験勉強の果てに身に着けた習性が、不自然であることに気づいている。 目の前で起こるありとあらゆる出来事、自分のなかに湧き上がる感情には、すべて「意味」がある。ただ、わたしの頭で考えても、よくわからないだけで。だから、自分の理想に合わないこと

そのままのあなたが最高だと言えるように

1歳3ヶ月の息子は、まだひとり歩きをしない。とはいえ、ずりばいもハイハイもなかなかのスピー…

16

伏線は回収された

飽きた。 その言葉が一番しっくりくる。 数か月前、これ以上おもしろい営みはないんじゃないか…

13

書くというバロメーター

忙しい日常の中で、忘れていないだろうか。 あなたの好きなもの。嫌いなもの。 今、感じている…

12

ケアという時間

なにもしないで、ただそこにいる。 これって、現代人にはなかなかつらい。やらなければならな…

13

名もなき育児の担い手

ありがたいことに、我が夫は家事・育児にものすごく協力的だ。協力というよりも、常に当事者意…

17

かっちりしているのに面白い

「なんなんこれ…」 口から出かかった言葉をすんでのところで飲み込む。広いリビングにはわた…

17

書きつづけたいのならば、自分を偽ることはできない

正午過ぎ、息子のお昼寝時間と夜、家事が終わってから寝るまで。わたしの愛してやまない自由時間だ。こうしてnoteに載せる文章を書いたり、本を読んだり、絵を描いたり、ときには写真データの整理や家計簿入力なんかの事務作業を渋々したり。 やりたいことが渋滞しすぎて、時間が足りない日がある。息子が起きてきたことが、もう寝室に行かなければならないことが、悔しくなるような日。一方で、時間ばかりが気になって、いまひとつ何も楽しめない日もある。どの本を手にとっても面白いと思えず、書きたい文章