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民主党政権未経験の有権者、どこまで動かす?


民主党政権とは?

民主党政権とは主に鳩山政権、菅政権、野田政権の3つの
政権からなるもので、当時の自民党と公明党は野党でした。

自公が下野したのは極めて珍しく、過去2回の自民党下野の中で
衝撃でした。

その中で民主党政権のトップ、つまり民主党の代表は
当時、鳩山由紀夫氏であり、鳩山内閣の誕生です。

しかし鳩山内閣はマニフェストに書かれた公約を
達成できず、当時の幹事長の小沢一郎氏の
政治とカネの問題も重なり、退陣に追い込まれました。

その後、菅内閣と野田内閣が続きますが、
菅内閣では東日本大震災での対応や
野田内閣では消費税増税によって、
党内や連立を組む社民党が離れ、
民主党政権はわずか3年で滅びました。

下野後の民主党議員たち

下野後の民主党議員たちの現在ですが、
残念ながら当時の中堅や骨格の議員たちは
政界から去ってしまった方が多いですね。

例えば鳩山由紀夫元総理は民主党を離れ2012年に
議員を引退しました。
菅直人元総理ですが、次回の衆議院選挙不出馬で
後継の松下玲子前武蔵野市長に地盤を譲り、
国政の前線から去ることになります。

野田元総理は安倍元総理の追悼演説や立憲内でも
保守票を固めていることで、非常に選挙に強い
部分もあり、未だ人気度は高いと考えますが、
本人が総理復帰や党の首脳部への復帰の
説は現時点でなさそうです。

このように野党の元総理の国会議員は次回の総選挙で
野田元総理のみとなりました。

経験を活かす元大臣も

一方で現在も立憲を支える旧民主の閣僚もいます。

野田内閣で副総理を務めた岡田元副総理は
現在の立憲の執行部で党の幹事長に就任し、
選挙の陣頭指揮をとっています。

また厚生労働大臣を務めた長妻元厚労大臣も
今は立憲の政策トップである政調会長です。

さらに財務大臣を務めた安住元財務大臣は
枝野代表・泉代表でもそれぞれ国会対策委員長
など与野党協議で欠かせない野党の存在となり、
執行部に残っている方もおられます。

分裂してしまったものも・・・

一方で袂を分かった方も多いです。

例えば前原元外相や松原元拉致問題担当大臣、
古川 元久元経済財政政策担当大臣、松本総務大臣も
それぞれのキャリアに進みました。

松本総務大臣に関しては、旧民主から
自民へ移った方も多くいます。

このように民主党政権から10年経ち、
今の立憲が当時を振り返り
どのような政権を目指しているかが
今回の国会で問われるでしょう。

民主党政権を担わない若手たち

そして民主党政権時に議員でなかった若手たちも
立憲には6割程度いると言われています。

例えば直諫の会の代表の重徳議員、
神奈川4区の早稲田議員など立憲には
旧民主執行部にいなかった議員も多いのです。

ただ彼らが首脳部に入らない限りは、
今の立憲をどう民主党政権時の何かを変えられるか
は実情は難しいでしょう。

枝野前代表は元官房長官、泉代表は当時の政務官で
前回の代表選に立候補した方々も総理補佐官や
副大臣といった閣内での職を担っていました。


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