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岩手3区 小沢氏、自民の若手から議席奪還できるか? #7【選挙解説】



①岩手3区のエリア

  • 花巻市

  • 北上市

  • 一関市

  • 奥州市

  • 和賀郡

  • 胆沢郡

  • 西磐井郡

②小沢氏奪還なるか?


今回の選挙の特徴は比例復活の小沢氏が岩手3区を奪還できるか?です。
岩手3区の現職は自民党の藤原衆議院議員(4期)ですが、圧倒的な地盤を誇る小沢氏の後援会自体が高齢化しているとの報道もあり、全盛期の力を取り戻せるかが鍵です。

③候補者紹介(予想される顔ぶれ)



岩手3区

ここで候補者を紹介いたします。
なお選挙制度において公平性を記すために現職・新人・名前と年齢、所属政党を記します。
自民【現職】 藤原 崇候補(40歳)
立憲【現職】 小沢 一郎候補(81歳)
今の所確認できたのはこの二方ですが、今後も増える可能性もありますので十分動向を注視して参ります。

④今回も初日からお国入りか

小沢氏は前回に続き今回もお国入りするでしょう。
小沢氏は前回比例復活もあり、今回は後援会と他党からの支持で実質的な野党共闘に近い形を取ると予想されます。
現に立憲の泉代表の発言「150議席取れなきゃ代表辞任」における発言と「維新と共産党と選挙協力しない」という発言をした途端、小沢氏がグループを発足させて党内約60名もの衆院議員が野党候補一本化の呼びかけに応じました。
その結果、泉代表自身は候補者調整に応じる考えを示す結果となったのですが、肝心の共産党の志位委員長と小池書記局長は立憲の一連の対応に冷ややかです。
また泉代表自身が選挙協力を求めた国民民主党も、共産党と組む政党との協力を否定し、今回の代表選挙の玉木氏、前原氏両者とも共産党との共闘には否定の発言しています。
維新の会の馬場代表と藤田幹事長もまた選挙協力は否定的であり、少数左派野党と右派野党との揺れが起きています。
この中で共産党との選挙協力、真の野党共闘が全国区でなく岩手3区で起きるかが注目です。
また自民党の藤原氏も前回に続いて勝利するかはまだ完全には分かりません。
前回のノートでまとめたように小沢王国の衰退は見えますが、岸田政権下で内閣支持率よりも政党支持率の低迷が目立ち、これが無党派層にどう響くのか?また維新の会等の右派な政党が自民党支持層を奪えば弱体化の懸念もあるため、政権交代より世代交代で勝負する藤原氏にもまだ油断できない選挙戦でしょう。


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