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故郷の佐渡を走る #03

どの自転車を持っていくか決めて、カメラを決めたら、ACROSをカスタムして登録するところから始めました。
故郷を走りながら写真を撮るのは、対話のようなものであって、刻々と変化していく自分の気持ちを残しておく意味があるので、RAW現像なんてもってのほか。

天候に恵まれなかったら色鮮やかな写真は撮れないかもしれないけれど、佐渡の険しさは撮っておきたい。
クラシッククローム、クラシックネガ、ノスタルジックネガ、エテルナブリーチバイパス、どれも秋の佐渡と相性は良さそうだけれど、それらの写真を支えるための骨格として、強いモノクロが必要に思えました。

手触りがあって、深いシャドウを持っていて、露出アンダーにすることなく写真に量感があるような。
濃いグレーじゃなくて黒が表現できることがマスト。
サイド光の柔らかい光だったら-2/3くらいにすると美しく、順光だと荒々しい強さが生まれる、いいトーンになったと思います。



参考までに、晴れの多い春のロンドンに合わせたACROSはこんな感じ。
優しさはあるけれどシャドウに芯を作ってあります。


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