言葉のお勉強
言葉の意味や語源など、面白い話を記録していきます。
【収監】ではなく「収容」
今では「刑務所に収監する」と言わずに、「刑務所に収容する」という言葉が使われるようになったらしい。監獄法の改廃によって「監獄」という呼称が用いられなくなり、代わりに「刑事施設」と呼ぶようになったため。
しゅう‐かん〔シウ‐〕【収監】（デジタル大辞泉より）
［名］(スル)
１ 監獄に収容すること。
２ 刑事事件の被疑者・被告人や刑が確定した人を、拘置所や刑務所などの刑事施設に収容すること。監獄法の改廃により「監獄」の呼称が「刑事施設」に改められ、現在は「収容」という。
quintessential「Quint」は５、「Essense」は本質（元素）とすると５元素かというと、実は４元素（火水土気）で5つ目は「完全無欠な天上界には究極的な元素」なのだそうです。以下は滝沢教授の文章からの引用です。
「今回はやや哲学的な話から始めます。古代ギリシャでは、物質は「火、水、土、空気」の四大元素から成ると考えられていました。これら四つに加え、完全無欠な天上界には究極的な元素としての第５の元素 (fifth essence) があるとされていました。この fifth essenceは、quintessence とも呼ばれます。前半の quint が、ラテン語の fifth を意味する語に由来しているからです。」（滝沢直宏：名古屋大学大学院教授）http://www.asahi.com/english/weekly/0817/03.html
糊する（こする、のりする）の二つの発音こ・する【×糊する／×餬する】
［動サ変］［文］こ・す［サ変］《かゆをすする意から》（「口を糊する」の形で）かろうじて生活する。口すぎをする。糊口をしのぐ。糊(のり)する。「芸を售(う)って口を—・するのを恥辱とせぬと同時に」〈漱石・野分〉
のり‐・する【糊】
〔他サ変〕 ［文］のり・す 〔他サ変〕
① 糊をつける。糊で張る。のりづけする。
＊蔭凉軒日録‐永享八年（1436）一一月二日「御障子諸老賛懸二之御目一。能阿父散忌之後、可レ令二レ能阿糊一也」
② （「のり」は、粥(かゆ)の意） 粥をすする。多く、「口を糊する」の形で、かろうじて暮らしをたてていく、やっと食べていくの意で用いる。
＊いさなとり（1891）〈幸田露伴〉五一「働いて僅少なりと得たるものに我口糊(ノリ)すべし」
Reciprocated
Goodwill [Good faith, Kindness] will be reciprocated [will arouse the same feelings in others].（善意[誠意、優しさ]は報われる[他者にも同じ気持ちを呼び起こす]。）
魚心あれば水心. - 研究社 新和英中辞典
Chancellor
ドイツの首相はChancellorと言う。
もともとは「 Kanzler（カンツラー、英語: chancellor ）」という古フランス語の chancelier が語源で、本来は「宮廷や法廷の門衛、案内役、事務員、秘書官」などをさす語だった。神聖ローマ帝国初期のドイツでは、学識を有する聖職者が宮廷文書の管理などを通じて帝国行政に関与しており、司教はその長として「書記官長」（Kanzler）と呼ばれていた。https://ja.wikipedia.org/wiki/ドイツの首相
シュガーラッシュ（Sugar-rush）
糖分の過剰摂取によって一時的に興奮状態になること
さが
「人のさが」という場合、「さが」は「性」と書く。人が生まれながらに持っているを表している。
ところが、英語にもSagaがある。その意味は「武勇伝」や「英雄物語」のような意味である。その語源は、「古アイスランド語のsegja（「言う」を意味する動詞で、英語のsay, ドイツ語のsagenに相当する）」にあり、「語られたもの、語り物、物語」を意味する（ウィキペディア/サガ）。
押田努『佐賀を日本一元気にする本』には次のような記述がある。
「サガ・シャクティ」といい、サンスクリット語で「海(サガ)から授かる力」という意味なのだそうだ。
ということで、サンスクリット語でサガは海ということで、佐賀県の名前もそこから来ているのかと思ったら、そうでもないらしい。佐賀県のホームページには次のようにある。https://www.pref.saga.lg.jp/kiji0032157/index.html
「佐賀」の名称の由来は、「日本武尊が御巡幸の時、樟の栄え繁る有様を見られ、この国は『栄の国』と呼ぶがよかろう、とおっしゃった。その後『栄の郡』といい、改めて佐嘉郡と呼ぶようになった」と肥前国風土記にある。
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