2017年3月13日の「朝日俳壇」について
今朝の朝日新聞の「歌壇」「俳壇」は東日本大震災を題材にしたものが多かったように思われる。そのうち、ある俳句の扱いについて非常に「違和感」を覚えた。
福島や今も中也の雪が降る(いわき市・坂本玄々)
この一首について、選者の大串章氏は「汚れつちまつた悲しみに……」について言及しているが、それは「今日も小雪の降りかかる」までにとどまる。
また、3月11日「社説」を書いた谷津憲郎氏も自身のTwitterでこの俳句を取り上げている。
私が「違和感」を覚えるのは、この俳句の扱いがあ