QRコードはもう古い

QRコードをアプリなしに読める
これまで、スマートフォンでQRコードを読むためには、そのためのアプリをダウンロードする必要があった。たいした手間ではないが、面倒だったことは事実だ。

ところが、Pixel 3は、こうしたアプリを入れなくとも、QR コードを読み取ってくれる。
Googleレンズに移行せずカメラを向けただけで、認識してくれる。このため、QR コードアプリは不要になった。
(なお、iPhoneでも、特別のアプリなしにQRコードを読み取れるようになっている)

バーコードも読める
これまで書籍の裏表紙に印刷してあるバーコードに何が書いてあるのかが気になりながら、読めなかった。要するに書籍の紹介がしてあるだけなのだが、これまで読めなかったものが読めるのは、なかなか面白い。

URLを直接に読むことができる
それだけではない。もっと重要なことに、 Pixel 3は、 URLを直接に読んでくれる。そして、当該サイトを開いてくれる。
これは、大変便利な機能だ。

Pixel 3に同梱されてきたパンフレットのページを下の写真のように読み取ったところ、詳しい使用説明書を開くことができた。

QRコードには何が書いてあるのか分からないので、それを読み込むことに心理的な抵抗を感じる場合がある。
これは、単に心理的な問題だけではない。実際に危険な場合もあるようだ。

正規のコードの上に悪意のある QR コードが貼られてある場合がある。そうしたコードを読んでしまうと、マルウェアが潜んでいたり、フィッシング詐欺が仕掛けられていたりする。
QRコードを読むのは、本来はもっと慎重であるべきなのだ。

直接にURLコードを読むのであれば、そうした危険は(皆無ではないだろうが)減少する。

URLを表示することなら、誰でも簡単にできる
またURLのコードは通常のアルファベットと数字の集まりなので、特別な変換操作を経なくても、誰でも簡単にそれを表示することができる。

QRコードを無料で作成してくれるサイトがウエブ上に沢山ある。こうしたサービスを利用しても多分問題はないのだろうが、心理的に抵抗があることは間違いない。
URLをそのまま表示するのであれば、こうした問題は、全くない。
しかも、何が書いてあるかが分かるから、上述のように、利用者の側でも安心だ。

改めて気をつけてみると、新聞にはURLを表示してあるところがかなり多い。取材の背景の説明や、紙面に載せきれなかった写真などがある。
ところが、URLをわざわざ入力するのは面倒なので、これまで利用していなかった人が多いのではないだろうか?Pixel 3がURLを読んでくれるので、今後は閲覧者が増えることだろう。
そして、新聞の方としても、こうしたサービスを増やすことになるだろう。

QRコード決済は不必要に?
最近、QRコード決済型の電子マネーが増えている。これもいらなくなる。
上で見たように、QRコードを作るのはかなり面倒なことだが、URLであれば普通のプリンターで印刷することができるので、小規模な店舗でもそれを示すことが簡単にできるだろう。
このようにして、電子マネー決済が簡単にできるようになることが期待される。

使用説明書を商品に密着させる
定期刊行物の送付等の封筒には、2次元バーコードのラベルがついている。ここに当方の住所が記載されてある。これを読み取って、分別作業等をしているのだろう。
Pixel 3と同じような機能で送り先の住所等を直接に読むことができるようになれば、こうしたバーコードもいらなくなるかもしれない。

将来は、手書きの文字であっても判読してくれるようになるだろう。
バーコードやQRコードは、過渡的なものだったのかもしれない。

以上の他にも、様々な利用法が考えられる。上に述べたPixel 3の使用説明書のように、詳しい使用法を説明しているウエブページのURLを商品に印刷することだ。現在は使用説明書は、印刷物で商品と別になっているので、紛失することが多い。
説明書のURLを商品に印刷しておけば、詳細な説明書への誘導が簡単にできる。しかも、この説明書は紛失することがない。

紙の書籍をハイパーテキスト化できる
これまで、ハイパーリンクが可能だったのは、ウエブの記事に限られていた。紙の書籍においてURLを書いても、入力が面倒なので、ほとんど利用されることがなかった。
しかし、グーグルレンズによってURLを直接に読めるため、ハイパーリンクと似たことが可能になる。
一方、紙の書籍は一覧性の点でウエブの記事より優れている。疑似ハイパーリンク機能をもった書籍は、一覧性と参照性に優れたメディアになる。紙の書籍の復活が可能になる。
同様のことが、新聞や雑誌についても言える。
こうして、紙とインターネットの新しい融合体制が実現できるだろう。このことの意味は、きわめて大きい。

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野口悠紀雄

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