アイディア農場プロジェクト：「超」勉強法（その1）
このページは、通読するためのものではありません。
ここにあるのは、思考の断片であり、アイディアの種です。
毎日1つずつ読んでください。順を追ってでなく、ランダムに取り上げても構いません。
そして、それについて考えを巡らしてください。
種が芽を吹き、成長して、多くの實を結ぶでしょう。
以下は、『『超』独学法』からピックアップした、勉強法についてのアイディアの種です。
：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：：
・人間の本質は、勉強にある。勉強こそ、人間の人間たる所以だ。だから、勉強することは本能的に楽しい。
・これからの社会で必要になるのは、入学試験に合格するための勉強ではなく、実力を獲得するための勉強である。もちろん、就職活動の場において一流大学卒という肩書きの意味がなくなるわけではない。しかし「学歴だけでは十分でない」時代になったのだ。
・「どの組織に所属しているか」でなく、「どれだけの能力を持っているか」が重要だ。
・なぜ勉強を続ける必要があるのか？それは世の中が変わるから。
『鏡の国のアリス』で、赤の女王は「あるところに留まるには、走り続けなければならない」と言う。これを聞いたアリスは「変なことを言う」と思うのだが、いまの世の中は実際にそのようなものになった。
・ＡＩの時代になれば、知の世界は根本的な変化にさらされる。それによって、独学への先祖返りが起きるだろう。
・独学は21世紀の勉強法である。
・少なくとも出発点においては、系統立った勉強でなくともよい。断片的なことの独学であっても一向に構わない。これが、重要なことの手がかりになる場合もある。
・「いつかやろう」と考えて、いつになっても始めないのが一番よくない。
・勉強を継続するために必要なのは、つぎの４つ。
①はっきりした目的を持つ
②強いインセンティブを持つ
③勉強の楽しさを活用する
④時間を確保する
「勉強をしなければならないと思うのだが長続きしない」と言う人が多い。
こうなるのは上の条件が満たされていないから。
・知ることが目的なのであり、教えたり、書いたりするのは、そのための手段の１つ。
・「人に教える」ことは、勉強の強力な牽引力になる。「誰かが見てくれる」と思えば、やりがいになる。
・電車の中での時間帯の過ごし方を見ていると、その人の未来が見える。
・「敵・味方理論」：あるものが敵であると考えると、自分からますます遠ざかってしまって、本当に敵になってしまう。その反対に、味方であると考えると、自然に自分に近づいてくる。
・自動的に敵が味方に変わることはない。こちら側で何らかのアクションをとらなければならない。そのアクションが、独学なのである。独学によってしか、敵を味方に変えることはできない。
・アメリカの発明家・起業家トーマス・エジソンは小学校に入学したが、教師と騒動を起こして、３カ月で中退してしまった。このため正規の教育を受けられず、図書館などで独学した。新聞の売り子として働いて得たわずかな金を貯め、自分の実験室を作った。
・継続できるための方法論は、勉強の非常に重要なノウハウである。ところが、そのことを学校では教えてくれない。不思議なことである。
・最もよくないのは、学校にも行かず、独学もしないこと。つまり、「何もやらない」ことだ。
・「勉強したい」という本能に導かれて行う独学は、大変楽しいものである。おそらく、どんなことよりも楽しいだろう。
・日本では、企業が大学院での勉強成果を給与に反映させてくれない。この点が変わらないと、大学院での勉強を普及させるのは難しい。
・「牛にひかれて善光寺参り」というが、資格試験は、この話における牛のようなものである。
・人間だけが勉強によって成長することができ、社会の中での地位を高めることができる。
働きアリは脱皮して成長しても、女王アリになることはできない。
私は、出身階層や門閥で決まる社会ではなく、勉強で獲得した能力によって上昇できる社会こそが健全だと思う。
・子供から教育の機会を奪うのは、最も憎むべき犯罪行為だ。
・考えてみれば明らかなように、手っ取り早く学べることは、すぐだめになる。お手軽啓発書は、何の役にも立たない。
・どこから読めばよいか？ 読みたいところから読む。順番にこだわる必要はない。小説は最初から順に読まないとだめだが、ビジネス書や教科書であれば、最初から読む必要はまったくない（岸信介は書類を最後から見たそうである）。
・日本の経済的地位が下落し、勉強の必要性が非常に高いにもかかわらず、勉強しない。これは悲劇である。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？