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ボックスティッシュをくれた彼

19歳、シドニーに行きました。

シドニーに行くことは、半年前から決まってたの。
もちろん、すっごく楽しみにしてたんだ。

めちゃめちゃたのしかった。
大学の研修だったから、半年前からオーストラリアの歴史や文化、
言語についても多少勉強したり調べたりはしてたんよ。

でも、実際いってみると全然わかんない。

a=e?
e=ai?
はてー?


「Good day!!」の挨拶は「Good dai!!」だし、
オージーイングリッシュつかってこ!
っておもって、はりきって「Good day!!」って挨拶したら、
「Good Night」にきこえたらしく、
「まだ夜じゃないよ・・・」ってツッコミが・・・
語学学校で宿題を出されて、ホストファミリーにきいても、
聴き取れるけどスペルがわからない・・・
(頭の中でa=e、e=aiの変換が瞬時にできず・・・)

そんな短いシドニー生活も、めちゃめちゃエンジョイして最終日。
36歳のホストファザーは、わたしをホテルへ送りながら、
「君の今後の人生を僕も見守りたいから、日本に戻ってからも、
ちゃんと連絡してよ。」
なんて、ノスタルジックに言ってくる。

「わたし、日本にもどりたくない。」って号泣。
でも最終日はホテルにチェックインしなきゃいけなくて、
号泣したままフロントへ。

号泣するわたしに、フロントの彼が言う。
彼「どうしたの?」
わたし「日本に戻りたくないんです。」
彼「オーストラリアにいていいんだよ。」
そっと、ボックスティッシュを差し出される。
わたし→1枚だけティッシュをもらおうとする。
彼「箱ごともらっていって。」

ボックスティッシュを1箱もらって無事チェックイン完了。

そんなオーストラリア最終日の思い出。

#わたしの旅行記


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