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舌下免疫療法日記(ダニアレルギー治療日記)9

2020年、わたしはあまりのアレルギー疾患のひどさに、主治医に勧められるままにダニアレルギー治療をはじめた。
春の花粉症が落ち着いてからの開始することになり、2020年7月10日開始。
最初の頃はきちんとnoteに書いていたけれど、最近は特に書くこともなかった。

今読み返してみると、最初の頃はいろんなトラブルに見舞われていたようである。
喉元過ぎれば…今は服薬してもなんともないので、そのトラブルさえも忘れていた。
書いて記録しててよかった。
こんなに大変だったんだ。

最初の頃の経緯はここにまとめています。

https://note.com/yukisatoh/m/m6f257730e936


3年9か月たって変わったこと

3年間飲んでて変わったことをひとことで言うなら「すべてのトラブルが自制内になった」という一言につきる。
まったく何のアレルギーもないわけではない。
黄砂やpm2.5の日は目が痛いし、スギシーズンもやっぱりそれなりだった。
でも「外出もできない。すべての杉の木に恨みつらみを木彫りしたくなる」ほどではない。
わたしは半端なくアレルギーがひどかったので「わたしも鼻水でるよ」とか「わたしも花粉症よ」と軽く言う友人の言葉すら嫌いだった。
今ならわかる。
「彼女たちは我慢できる範囲で、わたしは我慢できる範囲外だった」のだ。
今ならわかる。
「そうか。我慢できる花粉症ってのがあって、それくらいなら季節の風物詩で薬飲んでちょっとやる過ごせるんだ」と。
あくまで主観の問題なので、わたしも我慢できてないよという人は、ごめんなさい。

特定疾患(喘息)ではなくなった

「もうトクシツはずします」と主治医に言われて意味がわからなかったのが、喘息の特定疾患管理料が診療明細から外れた。
ちょっとなんですけどね。
呼気NO検査(一酸化窒素検査)というものを毎回やって、呼気に含まれる一酸化窒素の濃度を測定していた。去年の秋くらいから、9とか16という数字になっていて、先生も看護師も「お〜!」「正常値正常値!」と喜んだ。
「ちなみに最初はわたし、どれくらいだったんですかね?」って聞いたら「96 でしたよ」ええ、立派な喘息でした。
そういえば、治療の最初の頃は、毎回エアゾールと使っていて、いつのまにか、メプチンエアーのみになった。
朝方とか、寝る前とかちょっと不安になって「メプチン、シューっ」してしまってたのだが、一年前くらいから「しなくても大丈夫なはず」と主治医に言われるようになった。
「喘息が起こったらどうしようと思ってやってるだけ、起こらないから!」
と言われ続け、それでやらないように意識したら本当に大丈夫だった。

抗ヒスタミン剤は一生毎日飲むのだろうと思ってたら、そうじゃなかった

人気のビラノアを毎日飲んでいて、これはODも発売されたし、おいしいし、なんなら一生飲むものだと思っていた。

それが去年の暮れあたりから、2日に1回、3日に1回となり、今はビラノア休止。でも少し痒みが出るときがあるので、そのときだけ即効性のある抗ヒスタミンを使うようにしている。
抗ヒスタミンゼロではないが、それでも、思い出したときだけでいいというのは大きい。
春なのに。薬代の節約もできている!

わたしは花粉症じゃなかった、ひどいダニアレルギーからのものだった、だから今はマスクをせずに戸外を歩いている

この季節なのに。
サングラスはするけれど、マスクをしなくて外を歩ける。
だって室内でも仕事のときはマスクをしてから会話してるんだもん。外くらいマスクなしでのびのびしたい。
思えばコロナの前からマスクの必要な人生だった。それがマスクなしで外を歩けるなんて、4年前のわたしに教えてあげたい。

まとめ:一生つきあうと思っていた病気と、つきあわなくてよくなることについて

持病はアレルギーだけではなくて、耳の判別も悪いし、脳のくせもいろいろひどい。そういうものの中に、今後もっと悪化するものもあるだろうし、加齢とともに発症する病気もあるのかもしれない。

病とは、いきなり訪れるものではない。
いつもそばにいて、ときどきわたしを苦しめ、ときどきうまくつきあっていける、そういうものになってきたように思う(おそらく加齢のため)。
ちなみに1月はとても精神状態が悪かった。そのときも「悪いような気がする」と思っていたのだが、振り返ってみても悪かった。やっと戻りつつあるところで、全快とは言い難い部分もある。

それでも、わたしの中にかなり大きい割合で巣食っていた(アレルギー)なるものが、弱体化して、わたしは本当に今は「苦しめられずに」生活している。

理屈を聞いて「治るつもり」で治療をした。
先生も「ちゃんと続けられたし、すごい成功例だと思っている」と言ってくれた。

でも、それだけでは説明しがたいくらいの驚きを自分のカラダに感じている。
本当に、カラダが変わっていくのってすごい(と言っても、目に見えないわけなので、こうして記録しながら気づいていくわけですが)。

もう少しで卒業だけど、本当にやってよかった。
あ、ちなみに飲み忘れがないようにSLITサポートというアプリを使ってました。

そして治療法にに関する説明はこちら。

それにしても、やっと卒業のめどがたちました。

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