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たまにはゆっくり音読するのもいいなと思った話

今日は、ゆっくり本を音読もいいな〜と感じた経験について。

現在、私はコーチングの勉強中です。学べば学ぶほど、訳がわからなくなっております。CTIというところのコーチングの講座で、ご縁のあった仲間と週に1回輪読会をしています。一緒に読んでいるのは「コーチング・バイブル人の潜在力を引き出す協働的コミュニケーション

良書であるものの、一章ごと内容が深くて一人ではなかなか読み進められていませんでした。一章読んでは「ふぅ〜」と息を付いて、「これはこういうことか?」と反芻したり、「これは意味がわからんな」などぶつぶつと考えごとをしてしまいます(なるほど、読み進まない)


輪読会はZoomで、参加者が1パラグラフずつ音読していきます。30分くらい読んだら、一区切りついたところで、音読は終えて、各自、響いたキーワードや疑問が残っている箇所などをざっくばらんに対話する時間を過ごします。「私はこんなこと思い出したよ〜」「私はここが大事だなと思った」などみんな前の人の発言に影響や着想を得ながら、対話していきます。私は3か月ほど、ゆるゆる参加させてもらっています。

この時間はとても贅沢で、学びの深い体験でした。

小さな子供が2人いて超時短勤務をしている私にとって、静かに作業や仕事ができる時間はとても貴重なものです。読書ひとつとってもどれだけ速く効率よく読めるか工夫を重ねてきました。「タイパ」を意識していました。

例えば、宇都出 雅巳さんが提唱されている、速く本の内容を理解する手法である「高速大量回転法(KTK法)」を実践したり、隙間時間に「耳読書」ができるオーディブルを細切れに聴いたり。

今回の輪読会は30分かけて、しかも複数人で数ページしか読み進めることができません。

これまでの価値観の私にとっては、「ゆっくり音読するなんて時間がもったいない!」という感覚。しかし、せっかく誘っていただいたし、物は試しと思い、実際に輪読会に参加してみると…

ゆっくりと流れを楽しむ
他者と内容を味わう

この時間がまた速読とはまっったく違った良さがありました。


「時間」「効率」に価値観を置いている私でしたが
こんな時間を過ごすことも、とても良い経験になりました。

少し抵抗のあることも思い切って飛び込んでみると
価値観をアップデートすることができました。

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