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保育園5年間の終わりに思うこと〜保育園に入れることを悩んでいるお母さんに伝えたい〜



今日、息子の5年間の保育園生活が終了した。

1歳で入園してから、ほぼ毎日。
息子はよく頑張ったなと心から思う。

入園時はこんな赤ちゃんでした

私は幼稚園からの人だった。
だからこそ、保育園という世界は私自身も未知の世界。

1歳という甘えるべき、そして甘えたい盛りの子どもを保育園に預けることに正直迷った。
自分はフリーランスであり、どうしても預けるべき理由というのはなかったから。

でも、今なら自信を持って言える。
保育園にどうしても預けるべき理由はなくても、我が子の人生の始まりに親や家族以外に愛情を注いでくれる人たちの存在は本当に息子の人生に数えきれない彩りを与えたと思う。

もし今、子どもを保育園に預けるべきか迷っている人がいるなら、園を吟味した上で預けるという選択をしたいなら自信を持ってして欲しいと思う。

ポイントは園の吟味。
自分の価値観や子育ての方向性に近い園を見つけられるかにかかっているとも思う。
私は幸運なことに、その場所に出会えた。

だからこそ、今
息子に保育園どうだった?と質問したら、
満面の笑みで「楽しかった」と言ってくれる、この現状があるのだろう。


40歳で念願だった子どもを授かった。

でも産み落としてからの1年は本当に辛かった。

40歳までの時間、好きなことをして生きたいように人生を創ってきた。
その私が突然、自分以外に守るべき、優先すべき「人」が出現した。

自分を横に置いとくしかない日々。
睡眠も食事も自分のペースでなど出来るはずがなかった。

何より、寝ない子だった息子は、本当に母である私の体力とエネルギーと今まで下がったことのなかった自己肯定感を蝕んだ。

メンタルは限界だった。

結構高額のカウンセリングを受けたら、アドバイス的には「寝てください」だけだった。
今思うと、何より正しいアドバイスだったけれど。。。。

そんな1年を過ごし、なんとか保育園に入れた。

入ったら、最初の洗礼はお別れする際のギャン泣き。
そりゃそうだろう。
誰だかわからない、どこかわからない場所に置き去りにされるのだから(子どもからしたら)

入園した最初は、何度一人車の中で泣いたかわからない。

辛かった。
もしかしたら、保育園に預けるという選択は私が楽をしたいだけの子供には良くない選択だったのだろうか。

でもそんな時、ある先生が私に言った

「お母さん、〇〇(息子の名前)ちゃんは大丈夫ですよ。今こうやって泣いてますが、切り替えられるお子さんです。永遠に泣いてることは絶対にありません。しばらくは泣きますが、そのあとは何もなかったように遊んでいますから。子どもってすごいんですよ。」

何より勇気づけられ、元気付けられた。
そして子どもを信頼するということを教えてもらった。

この話だけでなく、保育園の先生方には本当にいろんなことを教えてもらった。2歳過ぎてもなかなか喋り始めない息子のことを、根拠のない自信で慰めてくれたのは他でもない先生方だった。

えっ?〇〇ちゃん、大丈夫ですよ。だってこっちが言ってること全部分かってます。わかりすぎるくらい理解しています。待ってたら自分のタイミングで話し始めますよ。

その通りだった。
3歳半を過ぎた頃、二語分どころか短文になって一気に喋り始めた。

ここまで始めが遅いので、言い間違いはほとんどないことにも笑ってしまった。

子どものことを信じること。

それが、息子の保育園生活で一番学んだこと。

大人の尺度で測れないほどの大きな可能性を持っているかけがえのない存在であることを何より先生方と個性的な園から教えてもらった。

そう、独自のやり方と考え方で、
地元でも知る人ぞ知る、幼稚園(子ども園)だった。

そこに惹かれ、入園できたこと。
全て全て縁であり、うまくできているなあと思う。

それでいうと、いちお小学校受験をした息子は、くじ引きで落ち地元の小学校に落ち着いた。

きっとそれも縁。

私の息子なのだから、運が強いに違いない。
だからこそ、一番向いてる道を自分で選び取ってくれるに違いない。

これからもそれを強く信じている。

りんたろう、お疲れさま。
5年間本当によくがんばりました。

そしてありがとう
あなたのお母さんになれて本当に幸せです。

これからの人生もたくさん楽しいことがありますように!


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