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必要だけど面倒なお金の管理を工夫で乗り切る

自営業を始めようという人、副業でこれから何かやろうという人で、それにともなうお金の管理の事を考えるとめんどくさいという人は多い。元々自分の生活費の管理すら苦手なのにそんな事までやれるわけがないという人も少なくない。

そういう人に対して何かお役に立てればという気持ちで書いてみようと思う。ただ、時々バイトを雇うくらいで基本一人でやっているような小商いの場合なので、規模の大きい商売を計画している人には関係ない内容。書いてるのは自分の事なので、自宅兼店舗の個人事業主で、確定申告は白色申告で自分でやっている人間の一例。

5つの提案

①完璧にやろうとしない。自分に分かればいい

②目標売上と最低ラインを設定

③支払いをまとめる

④身の回りを整頓する

⑤その日の事はその日に片付ける

お金を管理する事の効果

私は20代から自営業者でありながら、お恥ずかしい話お金の管理がかなり苦手だった。正直10年前位までは相当いい加減だった。

今お金の管理をそこそこやれるようになって一番良かったと思う事は、以前より金運が上がってきたと感じる事。若い頃は今より幅広く色々やっていて、時間は無いかわりにその分収入は多かった。けど全然貯金ができず、もっと稼がないと全然足りないと思っていた。それに比べて、今の方が欠乏感を全く感じずに暮らしている。

お金の管理をちょっとだけ頑張る事で得られる事は

なぜか金運が上がる

精神的に落ち着いて焦りがなくなる

確定申告の時が楽

不要な物を買わなくなり経費節減

①完璧にやろうとしない。自分に分かればいい

では①から順番に説明。完璧にやろうとすると続かない。領収書などは毎日揃えてきっちり管理、毎日釣り銭を数えて揃え、日々の売上や経費をパソコンに向かって毎日打ち込む。これはけっこうめんどくさい。

私は、日々の予定、売上、支出をノートの見開き1ページで手書きで書いて管理している。

1日の流れは

朝、予約システム、メール、ラインをチェック。今日の予約状況を見る。ノートに記入(約1 0分)

ご希望のお客様には領収書お渡しするのみでレジは置いてないので、鑑定一件ごとに鉛筆の手書きで、いただいた金額を記入。すぐ書かないと次の鑑定終わった頃には忘れてるので。これだと鑑定と鑑定の間が詰まっている時も2~3秒で書ける。こんな感じ。

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合間に買い物に行ったりコピーに行ってお金を使った時は、経費の分とプライベートの分にそれぞれ分けて手書きで金額を記入(※下のノートの写真)経費の分のレシートは決めている袋に放り込む(揃えない)プライベートの分は金額記入だけしたらレシートは捨てる。

1日の終わりに計算機で今日の売り上げを足して記入。収入と支出がはっきりしていれば最終的に計算は合うはずだから、売上のお金を財布に仕舞って終了。釣り銭用の硬貨は入れ物にてきとうに残しておく。財布もその入れ物もまとめて定位置へ。1日の終わりにやる事はこれで終了(約5分)


記入前の来月のを書いてみた。これくらいてきとう。固定費(家賃、年金、生命保険、インターネット使用料などの基本料金。これは決まっているので一度出したら後は計算しなくていい)・経費・プライベートは食費、雑費、人へのプレゼント、遊びに使ったお金とざっくり分けて記入。毎日の売上以外は、月末まで合計はしない。使うたびここにメモしておくのみ。

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余白には、前職の収入もいくらかあるので占いの収入以外の収入を記入。その他メモ書きが入ったり、納品したら○で囲んだり、月の終わりにはかなりの状態になるけど自分に読めればいい。月末に、売上合計、経費合計を記入。その後、プライベートで使ったお金を全て足して収入合計から支出合計を引く。経費、プライベートの生活費全て引いて今月いくらプラスがあったか計算。確定申告に必要なところのみ後で見てわかるように赤のペンで囲む。

この一ヶ月に一度の計算も15分くらいで終わる。

☆この記事内容から少しずれるけど、一ヶ月終わるとノートの下の方の余白に「○月の売上黒字いくら(金額)感謝します♡」と記入。

②売上目標と最低ラインを設定

「ネガティブになってはいけない」とどこでもよく言われているからか少し売上が下がると必要以上に不安になる人も多い。毎日の鑑定でも自営業者さんを観る事は多いのでそれを感じることがあるし、そういう気持ちは私もすごくわかる。

でも、まだ商売が続けられなくなるほど絶望的な事が起きているわけでもなく、去年より少し下がったとか先月より下がったという時、もちろん売上上げるための工夫や努力はいるとしても・・・どうしようどうしようと暗い気持ちになることはマイナスでしかない。

必要以上に不安にならないために、目標売上を設定すると同時に、逆に売上が下がってもこのラインまでなら何とか持ち堪えられるという最低線の数字を計算して出しておく。それを下回ってないならまだ立て直せる。「もうダメだ」という思考はそれが引き寄せになるので危ない。

③支払いをまとめる

水道高熱費その他、一部経費として申告できるものは一ヶ所でまとめて払う。確定申告の時それだけ見ればいいから便利。

プライベートの、宅配でとっている食品や日用品、遊びのお金を支払うのに使っているクレジットカードなど。こちらはこちらで一つにまとめて一ヶ所でまとめて払う。一ヶ月ごとに支出を計算する時便利。食品、日用品なども出来る限り宅配で取るので、細かい日常の買い物は少ない。それも、買いに行く手間と計算する手間を省く工夫。

④身の回りを整頓する

お金の事と一見関係ないようだけど、これをやるとかなり変わってくる。経費として申告できるもののレシートなどを入れる袋、お客様にお渡ししているチラシ、日々の売上や支出を計算するノート、確定申告の書類など、手の届くところに立てて置いておく。文房具、日用品、食品のストックは定位置に。不用品をためないようにまめにチェック。

整頓できていると物や書類がいちいち紛失しないし、買い足す必要がある物もすぐわかる。間違えて、ある物をまたもう一つ買ったりという事がなくなる。日々の仕事も、お金の管理もやりやすい。

⑤その日の事はその日に片付ける

ほとんどが宅配頼りのため買い物は数日に1度しか行かないけど、買い物から帰ってきたらすぐレシートを出し、金額をノートに記入。申告用に残すため袋に入れる方は入れる、捨てる方は捨てる。買った物は定位置にしまう。

宅配の荷物が来ても接客中でない限り出来るだけ早く開けて箱を処分。中身を仕舞う。

1日の終わりにはその日の売上を足して合計を記入。

これだけは絶対にやると決めている。

毎日ブログを書くのと同様に、習慣になってくるとやらないと気持ち悪くなるからけっこう出来る。

☆まとめ☆読み返してみるとけっこう長いけど、お金の管理に関して毎日やる事は5分もかかってない。一ヶ月に一度、15分ほどかけて合計を出す。

手書きメモを活用

ノートは汚くても読めればいいとする

その場で、その日のうちに何でも片付ける。溜めない

部屋を整頓。お金や書類、物は定位置に

宅配を活用。出来るだけ買い物に行かない

支出は後で見やすいように、経費プライベートそれぞれ決まった一ヶ所から支払う





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