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考えすぎてなかなかスタートできない4つの原因とその対策 自営業副業

資格を取ったり独学で何か勉強して、さあそろそろ商売としてスタートしようかという時、いざその時になると急に(本当にもう始めてしまっていいのか・・・)と怖くなってしまい、行動が止まってしまう。

毎日の鑑定の中で、かなり多くお聞きするお悩みの内容。特別な理由があるケースは今回おいておくとして、自分の経験や鑑定で他の方を沢山観た経験から、多くの人に共通するのでは・・と思う内容のみ書いていこうと思う。大きく分けて4つの原因とその対策。

①商売を始めた事を、身近な人に知られたくない

②集客の方法を知らない

③自信がなく、やっていいのかと思ってしまう

④商売を始めた時起きるかもしれないトラブルを心配している

いざとなるとなかなかスタートできないという人は、だいたいこの中のどれかか、2つ3つ当てはまる人もいるかと思う。①から順番に、その内容と原因、対策を書いてみる。

①の、商売を始めた事を身近な人に知られたくない場合。商売を始めたからにはお客様に来ていただかないといけないわけだけど、自分の知り合いや親族など、普段から身近にいる人にはむしろ知られたくないという人は多い。そのあたりの人脈とは離れたところで集客し、商売をしていきたいという希望。

理由は、自分が売っているものを身内だから無料で提供してくれとか安くしてくれとか言う人がいたら断りにくいからという場合。もう一つは、その商売に対して、または自営業副業というものに対して良く思わない人がいそうという場合。他には、知っている人に見られていると思うと何となくやりにくいという場合もある。

商売をスタートした事が知り合いにバレないようにやろうと思えば、リアル店舗を持つかどうかや集客の仕方、職種にもよるけど、場合によってはほぼ100%、そうでない場合でもかなりの確率で可能ではある。

自分のプロフィールを実名顔出しで公開した方が信用してもらいやすいという意味では有利ではあるけれど、本名、顔写真、住所等一切出さなくても、提供しているサービスの内容、料金がはっきりしていて、その人の人柄や考え方についても伝わってくるものがあれば売れないことはない。

お客様の立場としては、自分が欲しい物を手に入れたい、自分の悩みを解決させたいといった目的があり、その事が叶うかどうかというところに興味があるわけで、提供する側の詳しい住所氏名など知らなくてもそれ程気にしておられない。何には詐欺的なものもあるので騙されたくないとか、料金がはっきりしていなくてぼったくられそうとか、そこまでいかなくても物やサービス内容のわりに料金が高すぎて損したとなるのは避けたいとか、気にするのはそれくらいの事だと思う。

なので本名を出さずにビジネスネームでも考えて、SNSで集客する手もある。そのやり方なら身内や知り合いに一切バレずにいける事もある。

商売の種類や集客のやり方によっては100%バレずには無理な事もあるけれど。本当は、もしバレて無料とか安くで提供してくれと言うような人がでてきたら、バッサリ断って、もしその事でどこかで何か言われてもその人と縁が切れてもいいぐらいの覚悟は必要だと思う。その商売や自営業に対して良く思わない人が直接何か言ってきたり陰で何か言ったとしてもそれくらいの事では揺るがない気持ちも必要。周り数人に何か言われたぐらいで、これから自分の商売で生きていく未来の事を捨てるわけにいかない。

②の集客方法を知らないという人も多い。本当は、資格を取ったり、学校へ行ったり、通信講座を受けたりする前に、そこでどういう事が学べて、それにかかる費用はいくらで、そこを卒業した後どう商売に繋げていく流れを作るかまで考え、そのためには今習う事に投資する価値はあるか?投資した分を後に商売で回収できる見込みはあるか?というところまで考えた方がいいと思う。

もちろん100%予測は不可能だし、いけると思ったものが失敗する事もあるかもしれない。それでも、何も考えないでとりあえず勉強したらあとは何とかなると思っている人があまりにも多いのでそれはちよっと待った方がいいと言いたい。どこかで習うか独学でいくのか、習うならどこにするか、その後どうするか・・この「その後どうするか」の部分が本当は一番大事で、むしろそこから考えて、それならどう勉強するかというのが効率的な順番。この順番が逆の人が多い。

③の自信がないという場合。④の、起きるかもしれないトラブルを心配するというところにもつながってくる。

「自分なんかまだまだだからやっていいのか・・」という言葉は謙虚にも聞こえるけれど、その裏には、もしお客様から満足してもらえなかった時、マイナスの評価を付けられた時、自分が傷つきたくないという気持ちが潜んでいる事もある。無意識の場合が多いけど。

何が起きてもその全てを受け止める覚悟があれば、自分で決めた価格を堂々と提示してそれで商品やサービスを提供し、商売をスタートしていけばいい。あとはお客様が決めてくれる。集客のために出したその内容、価格を見た人が、買ってみようと思われればお金を払ってくださるわけだし、その内容が魅力がなかったり、集客の仕方がまずくて誰にも見られていないなら誰も来ない。

最初から誰も来ないなら、集客の仕方の問題か、出している内容の問題か突き止める。原因がわかったらそこを変える。

数ヶ月やってみて、最初は来てくれるけど全然リピートがない、マイナスの評価が多いなら、何が良くなかったか考える。それだけの事。逆に大丈夫な時も、世の中の流れは早く流行も集客の仕方も常に変わっていくので改善は必要。

そういう事を全て考えて1年2年どんなに頑張ってもやっぱりダメなら、思い切ってその事はやめて別のことをすればいい。その期間無駄にしたということではないと思う。その経験は他の商売でも必ず生きてくる。なかなかスタートできないと思いながらいつしか年月が・・・というのでも1年2年すぐ経ってしまう。結局考えるだけで何もせず過ごした人と、試行錯誤して経験を積んだ人との数年後は雲泥の差。

④の起きるかもしれないトラブルを心配するというのは、もし何か嫌な事があったら・・・と悶々と考えてしまい行動する一歩が出ないという場合。その時無意識にイメージしているのは何か嫌な事が起きて落ち込んでいる自分の姿と、その時に「こういう気持ちになるに違いない」という感情の部分。

感情の部分をイメージするほど、そういう気持ちになる物事をまさに引き寄せるだけで一つもいい事はない。

そうなっているのではないかと気がついたら感情をイメージするのをやめて理性で考える。

もし商売をスタートして何かトラブルが起きるとしたら、どんな可能性があるか?それをいくつでも考えて箇条書きにする。

その横に、そうならないように最初からできる対策はあるか?考えて書いてみる。

さらにその横に、もしそれでもトラブルになった場合、その後にできる対策はあるか?それも書いてみる。

対策の部分は1つでなくていい。思いつく限りいくつでも。後で見て、一番いいと思うものを採用する。

そこまで考えたとき、変えた方がいいと思う部分、この場合はもしそうなっても対策があるからいいと思える部分いろいろ出てくる。

それでも実際スタートしてみれば予想外の事も出てくる。けど最初から全部うまくいき一つも失敗なく誰からもマイナスな事を言われないなんてほぼ不可能。失敗するのなんか当たり前。5〜6回失敗して、そのうちだんだん形になればいい。失敗を繰り返しつつも商売が成り立っていてそこそこお客様が来てくださっているなら続ける、どうしてもダメならやめればいい。それだけの事。その覚悟でやっていくと失敗は気にならなくなる。






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