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【まいっか生活日記】自分の人生の舵トリは私だけ。


私はジブリが大好き♪
Spotifyで「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」を聴くのが日課。
美術館で行われる「ジブリ展」には必ず足を運ぶ。

「え?それくらい」ってコアなファンからしたら、にわかファンに思われてしまうかもしれないが、それでもジブリが大好き!

ジブリ作品の中で1番好きなのは「ハウルの動く城」。
何が好きって、ハウルのかっこよさ!
何を考えているかわからない少しチャラい感じではあるが、過去に心を深く傷つく出来事があり、その過去とちゃんと向き合って戦っている姿が素敵だ。
さらにソフィーがおばあちゃんの姿になっても彼女自身を認め、ソフィーがコンプレックスに思っている部分全てを肯定的に受け入れ、信頼しているところがさらに素敵!ってなった。

私が「ハウルの動く城」が好きになった理由は他にも。
ハウルと一緒に過ごすソフィーが時間を追うごとに明るい表情になっていき、受け身だったソフィーが自分を信じる力を持ち、それが強さに変化していく姿が観ていて元気がでるのだ。

ソフィーは、亡き父親が残した帽子屋さんで長女という理由から1人で跡を継いでいる。
決してソフィーは、帽子が好きで亡き父親の跡をついでいるわけではない。
勝手にソフィーが「自分は長女だから帽子屋の跡を継がなければいけない」と自分の役割として設定してしまっているのだ。
「ハウルの動く城」の冒頭に出てくるソフィーが帽子を作っているシーンは、ソフィーの表情とアトリエの雰囲気は暗い。
お店の中も同時にくらーい感じが漂っている。

その一方で、母と妹が華やかすぎる!
この差が「やりたいことをして生きている人」と「やりたくないことをして生きている人」の差を私は感じた。




「やりたいことをして生きている人」いわゆるソフィーの母や妹を見るとソフィーに帽子屋を押し付けて自分たちだけ自由な選択をしてズルいと思うかもしれない。

しかし、ソフィーは妹が働くお菓子屋さんに会いに行った時に妹から「お姉ちゃん。自分のことは自分で決めなきゃダメよ!」っと言われているのだ。
おそらく、このセリフからみると何度も「自分の人生を歩みなさい」っと母や妹から言われているはず。
それでもソフィーは父親が残してくれた帽子屋から離れることができないのだ。
それは、ソフィー自身がしたいことは「自分がしなければいけないこと」っと思ってしまっているように思えた。

父親が帽子屋を立ち上げるまでの気苦労をみてきたからなのか、なんらかの思いが「亡き父親のため」っとなり。
さらに「亡き父親のために自分がしなければいけないこと」となりソフィー自身の人生を捧げる選択になったのだろう。


「誰かのために」を自分のやりたいことだと勘違いして生きてしまっている姿や自分には他の選択肢がないと自分で自分のことを決めつけてしまっているソフィーの姿は、いつかの自分の姿に思えた。
後は行動するのみなのに・・・
一緒の場所に留まる方法しか自分にはない、嫌なことを我慢してすることが当たり前で自分の人生が上手くいく方法だと信じている。
私の脳裏には、いろんな情景が思い浮かんだ。



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