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終わらない夜の夢…の終わり

遅くなってしまいましたが
8月29日池袋手刀「終わらない夜の夢」公演、
ご来場いただいた皆さん、
ライブには行けずとも応援していただいた皆さん、
ありがとうございました。

ライブやコンサートにおいて
やる側の覚悟や気持ちなんて(演奏やパフォーマンスのクオリティさえ良ければ)
どうでもいいと考える方も
中には居るのかも知れませんが…

あの日あの場所で
「現在の藤田幸也」が
表現できる最大限の「Kαin」をお見せすることはできたのではと自分では思っています。

ご存知のようにライブ中は
どうしてもブレーキをかけられない性分なのですが
事前に色々と対策を練ったこともあり、
ライブ後、思ったほど身体にダメージはなかったです。
それは他のメンバーに確認しても
みんな今までよりかなり身体の疲労度や筋肉痛が少なかったり
回復も早かったそうなので
対策もある程度の効果は出てきたのかなと思っています。

ただ、喉の方はそうもいかず
レコーディングどころか会話もままならない状態になってしまったのと、
翌日以降、自分ではいつもより身体のダメージが少ないつもりなのですが、
長い時間起きられないというか、
とにかく毎日睡眠時間がたくさん必要で
あまり仕事にならなかったです。
俺は普段、長くても4時間くらいしか眠れないので
逆に身体が正常に近づこうとしてるのかもですが…

しかし1週間ほど経ちましてようやく身体も通常な感じに回復してきまして
メンバーやスタッフもみんな健康状態に異常もなく元気です。

早速29日に撮影した最新の写真でセットリスト画像を作成し、
ライブの感想メールを送っていただいたみなさんにはすでにお送りしました。
今回は数パターンあるので
どのパターンが送られてくるかお楽しみに。笑
いずれ、全容はYUKIYAのTwitterか…
こういうのこそ「オフィシャルHPの限定コンテンツで公開」とかもいいですね。

他に朗報として
今回の公演はライブレコーディングも撮影も
機材トラブルなどもなくうまくいきましたので
今後何らかの形でライブ映像やライブ音源を公開することができるかも知れません。
どんな形態になるかはまだ未定ですがこちらもお楽しみに。

そこで皆さんにお願いなのですが
バンドのライブDVDやライブCDが発売されるために(発売前に)
皆さんができることは
情報の拡散への協力です。

ぶっちゃけ、いまこのメルマガを登録してくれている会員のうち
いわゆるアクティブユーザーと呼ばれる人数だけでもDVDやCDを購入してくださるというなら
余裕で今後もKαinの音楽活動が継続できるでしょう。

ですが実際には
メルマガを登録してるだけでなく、
現在でもちゃんとメルマガを受信していて
さらに開封(たぶん読んでいる?)している方の中でさえも
今でもCDや作品を購入してくださる方、
さらに(1年に1回でもいいから)ライブにまで足を運んでくださる方…となると
全体からはとても人数が減るというのが現実です。

少しでも反響や反応があるとないとでは
現代のバンドの寿命(商業上の意味での)
は大きく変わってきます。

昔よりもずっと、
ファンの皆さんのダイレクトな反応が(商業的に存続するには)重要で
それがバンドの存在にまで影響するという意味では
シビアではありますが
これで良いのかも… という気もします。

俺の音楽活動には
音楽や芸能の業界の中でも特に大手と言われていた事務所やレコード会社に支えられていた初期(D≒SIRE)と、

まったくそういうモノと無縁になり、
世の中のどんなバンドよりも
メディアやマスコミ関係なく(むしろ嫌われて)
ファンの支えだけで活動出来てるなと実感出来るようになった
2003年以降(ジルス以降)
がありますが、

本当の意味でライブの大切さや
お客様の愛情が理解できるようになったのは後者な気がします。

これは本当に理屈や頭ではわかっても
実際に体感しないと本当には理解できないだろうなというモノで、
でもバンドにとって
本質的に大事なことだと思っています。

先日、29日の公演後
俺たちが楽屋に帰った後も
かなり長い間、会場内で拍手が鳴り止まなかったんです。

池袋手刀は会場内のロッカーの裏が楽屋なので
壁一枚はさんですぐに客席フロアでして
実はステージにいるときより
楽屋のほうがお客さんに近いのですが(笑)
そのせいでものすごく拍手が良く聞こえまして
それにメンバーがすごく感動していたんです。

珍しくATSUSHIさんもすごくテンション高く喜んでいまして、
俺もそんなみんなを見てすごく嬉しかったので
帰りの車の中でもみんな超ご機嫌でした。

これがバンドだよなと
すごく感じられた夜で
そのまま打ち上げしたくて
たまらなかったですが
身体のために真っ直ぐ帰りました。笑

この日がどんなに良いライブだったか、
みなさんからたくさん感想メールいただけて
あらためて実感できました。
ありがとうございました。

なかなかそれをみなさんがSNSで発信するのは難しいと思いますが、
ひとこと、「Kαinのライブ最高だった。映像化希望!」
とかでもいいので協力してくれると本当に助かります。
どうかよろしくお願いします。

それから最近手刀では恒例化(?)しつつある
Kαinのポスターなどの撮影会ですが
皆さんがご自分で撮影した
ポスターや看板(笑)の写真は
どんどんSNSで公開してくれて
大丈夫です。

Kαinのメンバーの顔面が国宝級であるということだけでも
SNSで世間に拡散されれば、
それもバンドにとっては良い宣伝のひとつなので。
そこから縁があり深く知って貰えば
Kαinは顔面だけでなく曲も最高だと知れ渡るでしょう。

そこからさらに深く知られて
ボーカルの人間性に問題があるところは出来れば
知られないままでいて欲しいですが…笑

次回Kαinは10月に再び池袋手刀公演です。
今年、ドンピシャの日付じゃなかったのは
今までは「日付にこだわること」を優先していて
メンバーやスタッフのスケジュールが合わなければ自分一人ででも敢行するぜと考えていたのが
やはり20年という期間、追悼を続けてきて…それでもあの日、
自分が華月の電話に出れなかったことは許せはしないのですが…
でもこれからは、想うことだけはやめられなくても
その時期に、メンバーやスタッフと一緒に「現在の自分の音楽」を奏でることを優先しようと考えが変わったからです。

(遠回しな言い方ですが…笑 要は「現在の4人」と現在のスタッフがみんな揃うスケジュールを優先することにしたということです。)

忘れないことは忘れないですし過去を思い出すことも何も悪いと思っていないですが、
縛りをひとつなくしたという感じですかね。(一つ増えたとも言えるかも?)
昔はあいつの名前を出すことも、自分で自分に許せなかったですから。

これからも可能な限りやるとは思いますし、少しその日を意識した選曲やセットリストにはなってしまうと思いますけど
それと同時に現在のKαinしか知らない方にでもただ純粋に「現在のオレたち」を楽しんでもらえるような
そんなライブを続けていけたら幸せです。
今後も期待していてください。

今回も本当にありがとうございました。
必ずまた、逢えますように。

藤田幸也


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