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自分のカラダを俯瞰してマインドの声に気づいたとき新しい人生が始まる

前回の記事で、マインドにふりまわされるのではなく俯瞰してコントロールする意味についてお話ししました。

実は、コントロールするのはマインドだけでなく身体も同じです。

「あなたは怒りではない」のと同じように、痛みでもないのです。

あなたの本質は魂であり、身体は人間として生まれてきて神さまからお借りしている乗り物です。

ですから、しっかりと神さまの設計図の通りに身体を使っているか、いつも観察している必要があります。


40代の頃、色々なストレスを抱えていた私は、ものすごい痛みに四六時中悩まされ、夜眠ることもできませんでした。

暖かいお湯の中では、少しだけ痛みが和らいで眠りに落ちることができるのですが、いつの間にかバスタブの中に沈んで息ができなくなって目が覚めると、いう有り様でした。

あの頃の私は、まさに痛みと同一化していました。そして、どうしたらこの痛みが楽になるのか、というのが人生のテーマでした。

フルタイムで仕事をしていたため、日中は仕事に集中することでなんとか痛みを忘れることができました。

仕事以外の時間では、評判の整体師の施術を受けたり、効くと言われる薬やサプリを飲んだり、、、痛みに対処することで大忙しでした。

医師が処方した薬も効かず、2〜3年痛みと戦う生活をしていました。

しかし、ある時これは自分で治すしかない!と思い、気功のようなエネルギーワークをアメリカ人の先生から習うことにしました。

それは、チャクラと言われる身体の中のエネルギーセンターから詰まったエネルギーを除いて新しいエネルギーを入れるというものでしたが、今考えると自分の身体を客観的に観るいい機会だったように思います。

そのワークは、まず身体を頭から足先までじっくり観察し、感じ、一つ一つのチャクラをクリアリングしていきます。

自分の痛みさえも客観的に観るので、痛みに溺れながら同一化するということは避けられました。

そうやって少しずつ痛みは治まってきたのですが、その痛みから完全に開放されたのは、実は10年間勤めた会社を辞めた時だったのです。


その頃の私はシングルマザーで、40代後半になって新しい仕事を見つけるのは難しいだろうと思い込み、とにかく辛くてたまらない仕事にしがみついていたのです。

そんなある時、上司と2人のミーティング中に「もうこれ以上は無理」と心が叫びました。

そして、衝動的に「辞めます」と言ってしまったことには自分でもびっくりしました。

会議室を出た時の自分の心が軽く、スキップでもしたいほどの気分になっていたことは、今でもはっきりと覚えています。

その後、痛みはすっかりなくなりました。

次の仕事も全く決まっていなかったのに、辞める直前に会った取引先の人から新しい仕事のオファーを頂いたのは不思議な流れでした。

私は、自分の不安から生じる執着で自分をがんじがらめにして苦しんでいたのです。

それを手放した途端に身も心も軽くなりました。

そればかりでなく、もっと自由に働ける新しい仕事も手に入れたのです。

この時、執着がいかに自分を苦しめてきたのかを私は初めて理解しました。

いつも自分のマインドを俯瞰する、この訓練ができていたら自然に気づけたはずなのです。

でも、その時の私には10年間理不尽なことに耐え、身体の痛みに苦しむ経験が必要だったのですね(苦笑)。

皆さんにはそんな無駄な時間は過ごして欲しくない、そう心から思うことが、私のカウンセリングとヨーガ指導の動機になっています。


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