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「ふるさと納税」を賢く利用しよう!

「ふるさと納税」を利用していますか?

自分は過去3年利用していて、今年も利用する予定ですが、知っているとお得な制度なので、まだの方向けにご紹介をします。

「ふるさと納税」とは

「ふるさと納税」とは、
所得に応じた一定額まで2,000円の自己負担で好きな自治体に寄付することができ、自治体によっては特産品を戴ける制度。

総務省の発表によると、「ふるさと納税」の制度が開始した2008年度は約81億円でしたが、2019年度には5,127億円(約2,322万件)にまで増え、ふるさと納税により住民税の控除適用者は約395万人いるとのことです。(収入が多ければ多いほど有利な制度なので、高所得者ほど利用する方は多いかと思います)

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▼参照:総務省|ふるさと納税に関する現況調査結果の概要

「ふるさと納税」は、地方自治体が税収アップを見込めるだけではなく、寄附を行った私たちも、好きな自治体に寄付を行うことができ、税金の控除というメリットを受けられます。さらにその自治体よりその土地の特産物などの返礼品が贈呈されるのが人気の理由です。

「ふるさと納税」は何がお得なのか?

「ふるさと納税」は、「寄付金控除」に含まれます。なので、所得の控除項目になり、最終的に「所得税」と「住民税」の金額が低くなります。簡単に言えば、今まで自分が住んでいた市町村に納めていた住民税の一部を、自分の生まれ育った故郷に恩返しの意味で送れる制度ですね。

さらに「ふるさと納税」は、恩返しの意味と応援の意味もあるかと思います。お礼の品が魅力的だからという理由のほかに、自治体の活動に賛同したり、その地域が好きだからという理由で寄付してもいいわけです。

ほっといても税金として徴収されるわけですから、自分が何らかの理由で魅力的だなと思う地方自治体にお金を寄付して、そのお礼品として特産品をもらうほうが賢い選択かなと思います。

「ふるさと納税」でもらえるもの

昨年は自分は、以下を選びました。日用品なども買えてしまうのですが、普段スーパーなどでは買えないような地方の特産品(肉や果物、コメなど)を購入するといいと思います。

・宮城県大和町:仙台牛(焼肉用)
・宮崎県都農町:宮崎牛すき焼きセット
・新潟県新発田市:蔵元飲み比べセット
・静岡県西伊豆町:藤文の「ふるさと干物セット」
・ 山形県寒河江市:「清流寒河江川育ち 山形産はえぬき」 令和元年産

大体、自分は、米か肉かお酒を買っています。

2020年度は以下に寄付しました🙌
・佐賀県上峰町:佐賀牛肩ロースすき焼き用500g
・佐賀県白石町:佐賀県産黒毛和牛(切落し1000g)
・山形県鶴岡市:新酒Fセット 日本酒・地酒
・山形県鶴岡市:鶴岡メロン三昧(アンデスメロン・鶴姫メロン・鶴姫レッドメロン)2Lサイズ(約1kg)各1玉(合計3玉・3kg)

「ふるさと納税」申請手順

「ふるさとチョイス」「ふるなび」「楽天ふるさと納税」などのサイトで、自治体に寄付することで、その自治体から「寄付金受領証明書」とお礼の品が届きます。そこから確定申告すれば、所得から控除されます。(実質2,000円の負担でお礼の品を得ることができます)

今は「ワンストップ特例制度」というのがあるので、5つの自治体までであれば、お礼品とともに封入された書類を記入して、自治体に送付すれば、特に確定申告することもなく、自動的に住民税から控除されます。

ただし、確定申告をすると、「ワンストップ特例制度」は無効となるので、もし「医療費控除」など確定申告が必要な方は、「ワンストップ特例制度」をせずに確定申告でふるさと納税も申請しましょう。一緒にすれば、さほど面倒ではありません。

【追記】
2020年度は、「ふるさとチョイス」から「ふるなび」へ変更したのですが、後日、Amazonギフト券(寄附金額に対し1%)バックされてお得でした。

楽天会員の方であれば、「楽天ふるさと納税」を利用すると、さらに魅力的なポイント還元があります。


控除金額をチェックする

自分がいくらまで寄付できるか、控除金額のシミュレーションは簡単にできるので、以下にリンク書いておきます。昨年の源泉徴収票か住民税の決定通知書があれば正確な金額を算出できます。

翌年に実際に税額控除されたかをチェックする

寄付した金額が税金から控除されているかは、ふるさと納税を申告した翌年の住民税を見れば分かります。

昨年「ふるさと納税」をされた方は、会社員の方であれば、5〜6月ごろ「住民税決定通知書」が届くのでそちらの書類の「税額控除額」を確認しましょう。

・確定申告:所得税と住民税から控除
・ワンストップ特例制度:住民税だけから控除

「ふるさと納税」総括

「ふるさと納税」は、税金が安くなる制度ではなく、住民税の前払いです。本来、来年度に納める予定の住民税を事前に「寄付」という形で、地方自治体に贈ることで、来年度の住民税からその分を低くする仕組み。実際は、住民税の支払い先が変わっただけですね。

その代わりに、お礼として、寄付した地方自治体より、その地域の特産品などの品が届くというわけです。寄付した金額がそのまま届いたら寄付の意味はないので、ある一定の額に抑えたものが送られます。(返礼品の調達額は、寄付金額の3割以下と義務付けられています)

自分の縁のゆかりもない場所でも、自分が欲しいと思ったもの、食料品などがマッチすれば、その地域も潤うし、地域にも愛着わきますよね。一時的にキャッシュが減るわけですが、理由はなんであれ、税金や地方にも目を向け、関心を持たせることのできる良い制度だと思います。

ふるさと納税はその年の12月31日まで寄付が行えて、12月は混み合い、人気の返礼品は完売になりますので、今のうちからチェックしておくといいかと思います。賢く利用して、お得なものを手に入れましょう。

読んでいただいて、ありがとうございます。

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