消費税理論問題についての自分なりの学習方法の結論


税理士試験、理論問題の勉強方法と対策についての自分なりの結論を考えたのでメモ程度ですが、記録に残しておきます。

今回は消費税の理論についてです。
財務諸表論の理論についてはまた別の機会に。

理論問題の勉強方法〜実際にやったこと〜

税理士試験の受験生だったらみんな持っているんじゃないかな?というくらいド定番の理論マスターという小冊子があるんですが、私も例に習ってそれを使っていました。

やっていたことは
・音読
・通勤移動中に音声で聴く
・シャドーイング

主にこの辺です。ずっと周回、何十周もしました。
今年はこれでいこうとキメてたので、書くことはしませんでした。

試験中に感じたこと

試験中に感じたこと。

うろ覚えの箇所もまあまあありましたが、覚えた箇所は一言一句覚えたつもりで臨みました。

ところが試験が始まってみると様子が変わります。 


制限時間と焦りによって


どういう言い回しだったっけ…?
書き忘れなかったっけ…?
あーもう!やったはずのことなのに思い出せない!
どんどん時間なくなる!


そんなパニックに陥りました。
時間だけが過ぎていって、結果計算まで手は回らず。回答することはできましたが全然余裕がなかった。

書くことをやってこなかったので、書けないならまーわかる。

敗因は制限時間を設定して、本番を想定した勉強をしていなかったこと。定義を上手に説明できるように思い出すためのフックをいくつも用意していないことでした。

定義を一言一句覚える前に

例えば消費税法では賃貸物件の場合、借りる人によって消費税の課税関係が変わります。

一人暮らしなどでわたしたちが借りている部屋には消費税はかかっていません。人が住む用に賃貸している場合には非課税になりますが、もしも事業用で借りている物件には消費税が課税されます。

そんなテーマが
今年の税理士試験に出題されたんです。

「居住用賃貸建物」という名称がついているのですが、実際に定義にするとこんな感じ。

居住用賃貸建物とは?

非課税とされる住宅の貸付けの用に供しないことが明らかな建物以外の建物

なんやねん、建物以外の建物て。笑

と思わずっツッコミたくなるような難しい言い回しなんです。
二重否定とか使うなし。

最終的には、一言一句定義を暗記する必要がありますが、ではどうやったらそこまでのステップが効率良くたどりつけるのか?

最終的には自分の中に残っている言葉しか出てこない


試験中に感じたことなんですが、時間もないし、焦っているし、最終的には覚えてない箇所もなんとかしないといけないし、どうしたかっていうと自分で覚えている定義を、繋げて繋げて、説明するように書いたんです。

試験が始まる前は一言一句覚えたことを書こうっていううもりだったのに、結局自分の言葉でそれらしいこと書いてるやんってことになったんです。

結局、自分の言葉で説明できる状態が最強。

そんな結論にたどり着きました。
試験中に思い出している余裕はありません。となると、自分の中に残っている言葉しか出てきません。
上記の定義を自分なりに言葉にしてみたら下記のようになります。

思考のステップ
①住宅の貸付けは非課税だったよな
②課税されるのは住宅の貸付け以外の貸付けだよな
③そういえば二重否定だったな
こんな感じでステップを、踏んでいけば定義を確実に思い出すことができます

知識0の状態→定義を一言一句覚える
ことを今年はひたすらやってきました。でもそれじゃ足りませんでした。そもそも覚えられてないし、思い出すこともできません。

自分の言葉で説明できれば、定義も意味は一緒なので覚えやすくなります。
何よりお客さんにもわかりやすい言葉を選んで説明できるので実務能力もあがります。(ここ大事)

なので今後の理論対策については、まず自分の言葉で説明できる?人に説明するとしたらどうやって説明する?
という点を中心に学習を進めていこうと考えております。

😊