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税金に関する疑問を解決する手っ取り早い方法を紹介します

税金についてちょっとしたことを知りたい!
でも身近に頼れる税理士がいない。そんな人向けに書いています。
税金に関する悩みや疑問がある場合、タックスアンサーを使えば大半の場合は解決します。


タックスアンサーを活用しよう

タックスアンサーというのは
税金に関して、よくある疑問に対する回答が記載されたQ&Aサイトです。
国税庁のHP内にあります。

タックスアンサー(国税庁HP)


税金に詳しくない人が自分で申告などをすることができるように作成されたものです。

ここにはよくある質問と、それに対する回答が書いてあります。

税理士事務所でも、仕事中にわからないことを調べたい時に活用していますので、ちょっとした疑問があればタックスアンサーを活用してみるといいでしょう。

タックスアンサーを実際に使ってみよう


タックスアンサーのトップページ

では実際に中身を見ていきましょう。

まずはトップページから見てみましょう。


<次のメニューから選びましょう>
・自分に合った状況から探す
・キーワードから探す
・分野から探す

自分に合った状況から探す


ポチポチと質問に答えていきましょう

3つから4つの質問に答えていくだけで、自分の探している疑問にたどりつく検索方法です。


キーワードから探す


キーワード検索は、具体的な疑問がある時に活用しましょう。このページから検索しなくても大丈夫です。
ググってヒットするものは大体上位のページに来ます。

分野から探す


気になる分野を見てみましょう

なんとなく一覧を見てみたいという方は、
「分野から探す」から興味ある分野をチェックしてみましょう。

<例え>
パートでの収入があって、夫の扶養に入っているのだけれど、いくらまでの稼ぎなら所得税がかからないのかしら・・・

例えばこのような奥さんがいたとしましょう


パートの収入に対する税金の悩みは所得税に関する悩みなので、確定申告のページから飛ぶことができます。

確定申告をクリックして
2つ目の見出しの所得金額から
1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか

というページを見つけることができました。


知りたい疑問がいろいろ書いてある!


説明を読んでいくと、103万円の収入まで所得税がかからないことがわかります。

これがいわゆる103万円の壁というやつですね。

給与所得者の所得税の計算方法

所得税の計算は、次の手順によって計算していきます。

<所得税の計算方法>
①収入から一定金額をマイナスして課税所得を求める。
課税所得に対して税率を掛けて所得税の金額を求める。

収入に対して税金が掛けられるわけではありません。
所得控除といって、自分が当てはまる条件のものは、一定の金額を収入からマイナスすることができます。
控除というのは取り除く、マイナスするという意味です。
所得からマイナスすることができるので、所得控除という言葉になっています。

税金は法律によって定められているため漢字ばかりの難しい言葉が多いですが、少しずつ慣れていきましょう。

103万円の給与収入の場合、最低でも2つの控除を使うことができます。


2つの控除

①給与所得控除
給与をもらっている人が使える給与所得控除が最低で55万円あります。

自分の給与所得控除はいくらだか気になる方は、給与所得控除についてもタックスアンサーの中に説明がありますのでチェックしてみましょう。

給与が660万円未満の場合はより細かく知ることができます。
自分の給与と照らし合わせることで、給与所得控除がいくら使えているのか知ることができます。

②基礎控除
基本的に全ての納税者が使える基礎控除が48万円
(所得が2400万円を超える人は対象外です。)

これら2つの
控除の金額を合わせると55+48=103万円になります。
これは給与から103万円はマイナスしていいよという意味です。

その他の控除(医療費控除や、生命保険料控除など)が使えるケースもありますがここでは割愛します。

所得税の計算になる金額は収入
103万円-103万円=0円

となり

0円に税率を掛けても0円になるため、所得税額は0円になるという計算結果になります。

このように、税金に関する一般的な疑問はタックスアンサーに掲載されているので、大概の悩みはここで解決することができます。

タックスアンサーだけでわかりにくい場合は、同じトピックで違うサイトの記事を読んでみるといいでしょう。

同じ項目について違う書き方がされている文章に、目を通すことで、より理解を深めることができるはずです。

税金について身近に聞ける人がいない!でもなんとかしたい!
そんな方はタックスアンサーを使ってみると、大体のことは解決しそうです。
逆にここに出てこないものは独自性が高い悩みなので、税理士などの専門家を頼ることをおススメします。


😊