約15年前のフィルム写真。カメラはMamiyaRZ67proⅱでフィルムはフジクロームプロビア。

私の自宅は設計住宅で、写真専用の部屋を作った。２階に向かう階段の下を壁に囲まれたトイレほどの部屋？にして、そこにポジ、ネガ、カメラ機材を保管。梅雨から秋まではずっと除湿機をかけていた。

ところが、ポジの一部に退色やカビがあり、カビのひどいのはアウト。退色はプロラボなどで再現してくれるが、そこまでしたい作品もないから放置していた。

退色したポジ、してないポジの違いは置いてあった場所の室温だと思われる。

さて、技術は進歩し、カメラはデジタル化した。

写真を一度辞めた私は、デジタル一眼レフカメラの、

エコに驚愕！(笑)

フィルムのゴミにうんざりしていた私を写真に回帰させた。最初にNikonD750を買い、夜間撮影に弱かったから、ミラーレスのNikonZ6ⅱに替えた。それと同時に現像ソフトも新しくなる。D750で撮影した発色が良くない画像がワンクリックで変わった。

前のソフトでもできたが、フィルム(ネガ、ポジ)をデジタル化し、ＰＣに取り込み、色調整もできた。

冒頭のあきらかに退色した写真を復元したのはこちら。

舞い上がってしまった（笑）
完璧じゃないのは手前の葉が赤くなってしまったことで分かるが、緑の数値を上げると、モデルの肌が日焼けした本みたいな色になってしまう。
この色に復元したデータで、この場所のポーズ違いを入力してもこの色にはならなかった。退色の程度が違うのだろう。
なので退色したポジは一枚、一枚、復元のためにPCと向き合わないといけないが、最短で５分くらいで理想の色に直ったのもあれば、60分かけても納得できないのもあった。

ちなみに、このモデルさんは宣材の撮影でこのスタジオで一回だけ。他に知り合いのモデルさんがいたり、隣のスタジオには有名俳優がいたり、アマチュアカメラマンの友人がいたり、楽しかった記憶がある。
大規模な合同モデル撮影会みたいな事をしていたから、ヘアメイクさんをお借りして、彼女の髪型を変えた。スタジオが良かったから良い写真が残ってるが、庭を裸足で歩いたから、足の裏が汚れてて、私もアシスタントもそれに気づかず、良い構図の写真が何点かボツになった。
私はある二箇所にすごく集中するから、たまに、モデルさんの後ろにゴミが落ちてるのも気づかないんだ。
今は、二箇所のうちの一箇所は最新カメラがフォローしてくれる。

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