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『ZEROISM』11

「言葉狩り 魔女狩り」

【登場人物】(外川数史)警視庁外事4課の天才警部補。中学の時に両親を飛行機事故で亡くし、心を閉ざしたが、カフェ『菜の花』で出会った少女、純菜に救われる。人を助けるためには違法行為も厭わないが、それが当たり前だと思っていて破滅願望が強い。
(外川純菜)数史の妻。引きこもりだった小学生の時に『菜の花』に来て読書をしていた外川と同じ本を読み、次第に恋をするようになる。18歳の誕生日に入籍。
(杉浦竜則)外川の同期。上層部から、極左の凶悪犯を逮捕するために外川を利用するように命じられ、外川と組んで事件に挑むが失敗。外川が重体、自分は無傷だった事で錯乱し、行方不明になる。三年後に復帰。
(杉浦南美)杉浦の妻。杉浦が行方不明になる前に、別れの言葉を口にしたため新妻だった彼女は鬱になり、三年弱、『菜の花』で泣いていた。今は復活した夫と外川たちと仲良くして、回復してる。
(森長英治)外事4課の外川の上司。総辞職になってしまった外川、杉浦、南美の三人を実は休職扱いにしてある裏番長のような男だが、オヤジギャグが好きで、鬱の時の南美に嫌がられていたほど。

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普段は自己啓発をやっていますが、小説、写真が死ぬほど好きです。サポートしていただいたら、どんどん撮影でき、書けます。また、イラストなどの絵も好きなので、表紙に使うクリエイターの方も積極的にサポートしていきます。よろしくお願いします。