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留学中の親のサポート

娘が16歳で留学を始めて、現在5年目になります。

高校(6th form college)時代

イギリスではとにかく18歳になるまで、親の許可やガーディアンのフォローが必要不可欠な国でして・・・
留学先の学校からも、頻繁に連絡メールが着ていました。
学校の行事や部活動で外部に出掛ける際の許可や、バレエのオーディションを受けに行ったり、個人レッスンを受けたりのお尋ね。長期休暇やハーフタームのフライトや送迎の連絡。年に6回来る成績表と一緒にチューター始め各教科担当の教師や寮母さんからのコメント。お誕生日のケーキやお花をどうするか?など。寮生活や授業、部活動等多岐に渡りました。
その度に親の方で確認し、返信していましたが、時差の関係で朝に処理することが多く、仕事前に英文で返事を書いて出勤することも多かったです。
その他、学校についての問題や満足度のアンケートもありました。Facebookの学校専用ページは、頻繁に更新されて、娘が載ることも時々ありました。
ですから大学入学前までは、学校生活や寮生活について結構情報をいただけましたし、日本の高校よりも学校と密に連絡を取っていたように思います。
学校からは、生徒の専用ページ(成績表始め時間割やスケジュールなど)にアクセスして諸々確認するように言われていました。とにかく手厚い印象のボーディングスクールでした。
娘自身とは、始めの頃は2週間に1度オンラインでチャットしていましたが、しばらくすると1ヶ月に1度になり、LINEも既読スルーが増えていきました。
留学生活に慣れて、自分のペースが出来てきたのだと思います。

大学入学後

18歳で成人のイギリスでは、大学入学後、親元を離れ寮に入ったり、お友達とシェアハウスに住んだりすることがほとんどです。
ですから、大学の寮には、留学生だけでなくイギリスの学生も多く滞在しており、1フラットに4〜6人の学生が配置されています。娘の大学の場合、国籍や学部をバラつかせて配置している感じで、男女比も1:1にしてありました。
親は、最初の引っ越しのときに立ち合うことが多いですが、以降は子供達は自立して、寮のフラットメイト達と生活していきます。
大学は、メンタルヘルスケアや学生ギルドなど、学生のサポートを考慮してくれていまして、ここまで成長すると親の出番はありません。
成人した大人として独り立ちと見做されますが、学生であるため、大学側もフォローを入れながら自立に向けて成長を見守ってくれている感じです。
もう契約なども自身でできるので、寮を出てお友達とフラットを借りる際も、相談はありましたが契約書には彼女がサインしていました。
娘の場合、この頃にはイギリスあるあるにも大分慣れて、生活上の心配はあまり無く、敢えて言えば自炊能力の不安のみ。しかし、どういうわけか毎度お料理上手の仲の良いフラットメイトに恵まれ、美味しいご飯にはありつけているようです。炊飯器は購入したので、お米は毎週炊いて、実習時はオニギリにしてお弁当持参しているらしい。ふりかけとかオニギリの素とかフリーズドライの味噌汁とか毎度大量に持って行っています。
帰国も高校時代は年に3回でしたが、大学入学後1年目はコロナの影響で帰国せず(出来ず)、年度末の夏休みと2年生以降は冬休みもと年に2回になりました。
学業の他に、ダンスの部活動での大会やレッスン、ボランティア、時々臨床実習で飛び回っていて、忙しくしているので日常的に連絡も取れず、辛うじて月1回のチャットには付き合ってくれます。
親が出来る娘への手助けは、学業面で私と似た業種のため、時々LINEで意見を求められることがある程度。その他、帰国時のチケット手配など、少しは頼ってくれています。
後は、卒業後の進路について、忙しくて手が回らない部分のフォローは依頼されました。直接的なやり取りは本人がしていますが、資料集めとかちょっとした調べ物など。

そんなわけで、成人後は親の出番はかなり減りました。
ただ海外で一人生活している一人娘のこと、親としては頼もしくもあり、心配もありですが、とりあえず生存確認さえ出来ていればなんとかなってるかな?と思う程度には、子離れもできた気がします。


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