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出会いと別れ

今回の部員日記は法学部2年波田野優子が担当させていただきます。

今年も残すところ10日となりましたね。時の流れの速さを実感します。

2023の1年を思い浮かべると様々な出会いや別れのある1年でした。サークルを5月にやめて、體育會に入り、塾バイトを全力で頑張りつつ、就職活動を徐々に始め、業界研究を究め、今は迫りくる期末テストのための勉強やゼミの志望理由を考えているところです。

そんな2023年でしたが、波田野優子はとあるものにずっと助けられてきました。これのおかげで辛くなった時、涙を流したくなった時、私のそばにいてくれたもの。


そう、それは、杏仁豆腐です。



今回は杏仁豆腐の歴史や味、魅力をお伝えできればと思います。

・杏仁豆腐の歴史 

杏の種は「杏仁」と呼ばれ、『肺と腸を潤す働きがある』とされていました。咳止めや喘息、便秘に良い民間薬として今も用いられているのです。董奉が杏を多く求めたのは、その効果に当時から気づいていたのかもしれません。

しかし、「杏仁」を服用するにはひとつ問題があったのです。

それは杏仁は苦味が強く、なかなか人々の口に合わないという点でした。

そこで、杏仁の発見者が粉末状にした杏仁に甘味や牛乳を加えて食べやすく加工したのです。それが「杏仁豆腐」のはじまりです!薬膳デザートとして中国全土に広まりました。

この薬膳物でありながら甘いデザートである杏仁豆腐の美味しさは、宮廷にも伝わりました。清代には、高級な材料や珍味がそろう宮廷料理の最高峰「満漢全席」のデザートとして、皇帝や妃たちに供されるまでになったのです。

杏仁豆腐にもこんな歴史があるのです!


・杏仁豆腐の効果

杏仁はアミグダリンという成分を含み、古来より鎮咳薬としてぜんそく、せき、呼吸困難などに用いて効き目があります。

特に、杏仁は身体に対してうるおいをつける働きが強く、乾いた咳、痰に対してもうるおいをつけて治す効果を発揮します。

また、その働きを利用して皮膚の乾燥に用いたり、便秘に使用したりします!

なんて魅力的なで身体に良いスイーツなのでしょうか。

・杏仁豆腐の隠し種

杏仁には苦味のある品種の「北杏」と甘みが強い「南杏」の2種類があるといわれています。

北杏は別名「苦杏仁」と呼ばれ、苦みが強く、漢方薬などに使われます。 一方、南杏は「甜杏仁」とも呼ばれる甘みの強い品種です。

香りもよく、杏仁豆腐を作る際には主にこの南杏を使用します。


いかがでしたでしょうか!
皆さんもぜひご賞味ください。

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