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funny meal 開業日記 vol.5 ~ 物件探しの巻 その2~

突然ですが、わたくし苗字は細野と申します。親戚関係はありませんが、偉大なミュージシャン細野晴臣さんと同じ苗字であることは大変誇らしく、「お店をやるなら店名は『HOSONO HOUSE』で決まりだね」、と友達に言われたりして「確かにそうだよねー。うんうん」と、勝手にその日に備えて LPを購入してありました。実際に開業は現実になったものの、店名は違うものになりました。店名の由来については近いうちにお話させていただこうと思います。乞うご期待(自分でハードルを上げるスタイル)。

ここは前に来た道~川沿いの道~♪

開業候補の街の不動産屋さんに聞く

前回に続き、物件探しのお話です。ネット上の物件情報でははかばかしい成果のなかった私は、探しているエリアが高円寺限定だったので、この街の不動産屋さんにももちろん当たってみました。

店頭に並ぶ物件情報は、不動産屋さんを見かけるたびにチェックしていました。ないないとは言われますが、見ていると店舗情報も皆無ではありません。ただ残念ながら予算感も広さも私のイメージと違う(広くてその分お家賃もお高い)物件がほとんどでした。ひとつだけ、店頭の張り紙で「ここなら私でも……?」と思った物件があったのですが、お店に入って聞いた瞬間に「もう決まっちゃったんですよね~」と「済」のハンコが押されました。がびーん(古い)。

あらためて「高円寺の物件は奪い合い」であることを自分なりに意識して、不動産屋さんに飛び込みで「物件ないですか~」アタックを何度かしてみたのですが、自分がやってみた限り、これにはまったく意味がないという結論になりました(あくまで自分調べです)。6件くらい同じことをしてみましたが、店頭に情報が出てなければ「ない」というのが皆さんのお答えでした。ないものはない、当たり前といえば当たり前ですね。
突撃の際にはその時なかったとしても、希望をお伝えしておいて物件が出たらお電話で連絡くれませんか、みたいなコミュニケーションが生まれないかしら、という淡い期待もあったのですが、これはまったく現実化しませんでした。どの不動産屋さんでも滞在時間15秒(大体)、「物件ないですか」「今はないですね」で終わり。
タイミング・巡り合わせもあると思うのですが、物件を探している人がたくさんいる高円寺のような街の不動産屋さんは、物件を探す人に対して前のめりになる必要がないのかもしれないです(あくまで個人の感想です)。

この辺は開業の候補地によって大分違うと思います。でもまあ高円寺のようにそもそも繁華街で、さらに今はどんどん新しいお店ができている街では、正攻法の不動産屋さんアタックは、かなりの長期戦を覚悟しないと難しそうだなぁというのが、私が感じたことでした。

マフィンと卵は合いますね

テナント募集の張り紙がしてある物件に問い合わせる

高円寺をふらふらしていて、テナント募集の紙や、スケルトンに工事をしている店舗を見かけることもありました。ただ大体、「飲食不可」の文字がぴかーんで、問い合わせるまでもなく撃沈、みたいなことばかりでした。ここでもまた、高円寺の飲食可能物件を見つけることの難しみを痛感する私でした。

第四の選択肢

最終的には開業日記その3でお話しました通り、表に出る前の物件を運よくキャッチし、今に至っています。コミュニケーションスタイルは十人十色だし、いろんなスタイル・向き不向きもあるし、みなさん自分なりに自分のやり方で開業していくことが、後の自分の納得感につながりますよね。なのでもちろん私のやり方が正解、なんてつもりは全くありませんが、希望のエリアに空いている物件、あるいは閉店の予定がある物件を見かけたら、同じ建物の方やそのお店の方に聞いてみて不動産屋さんへのコンタクトを図る、という第四の選択肢が今の私の決断を後押ししたことは間違いないので、そんな方法もありましたよ、ということだけ共有させていただけたらな、と思います(そんなの知ってるよ!とおっしゃられる方もいらっしゃるかもですね)。

(続く)

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