昨日instagramの方に上げましたが、先週の月曜にカギをもらって1週間で、funny mealは爆速前進。電気とガスが開通、冷蔵庫も来て、椅子も来て、さらに昨日はお手洗いのペイントまでしてしまいました！
DIYについてはこれまたいろいろ書きたいこともあるので、追ってまた日記に書くとして、本日の目玉トピックです！

funny mealの正式ロゴができました！

funny mealのロゴが決まりました！ので早速ご披露させてください！もう私のよぼよぼロゴとはおさらばです！すごく素敵なのができました！

バナーですでにどんなのかお分かりかと思いますが（笑）、どうやってロゴが決まったかのお話をさせていただきたく、少しお付き合いいただけますと嬉しいです。

キヨくんと私

こちらもinstagramの方には書きましたが、今回ロゴは、私のドイツ時代の友人で、デュッセルドルフで活版印刷の工房Letterpress 77を営むキヨくんにお願いして作ってもらいました。
キヨくんの奥様のウリは今も私の大親友で、もう20年近くの付き合いですが、私は二人のセンスには絶大な信頼をおいていて、funny mealのロゴのデザインどうしよう、と思った瞬間に思い浮かんだのはキヨくんの顔でした。（ちなみにウリはアーティストで、絵や立体作品を作っています。山をモチーフにした、繊細で、独特の透明感のある架空の風景作品は本当に本当に素敵です。日本でも展示の機会があるといいのになぁ）

とはいえ、これまでキヨウリと友達だった期間、一貫してずーっと会社員だった私、いきなりお店やるって言ったら二人ともびっくりしちゃうし、「えー、ゆうこさんお店なんていきなり大丈夫？」って言われるかもという不安も少なからずありました。そこでまずは「ちょっと相談したいことがあるんだー……」とふんわりもちかけ、リモートでお店をやることになった経緯や、どういうお店をやろうとしているかについてもじもじもじと説明しました。

ところがさすがキヨくん、そんな私の心配を満面の笑みで吹き飛ばして、「え！超いいじゃん！よかったねゆうこさん！」って言ってくれたんですよー。ロゴについても二つ返事で引き受けてくれ、その後も、「ウリに話したらウリもすごい喜んでたよ！よかったね」と。私こそ二人と友達で本当に本当によかったよーーー。ありがとう！

まっすぐよりも、ちょっと傾いた感じ

デザインをお願いできることになり、私はお店の詳細や、そもそもどうしてfunny mealという名前にしたいのか（これはすでに開業日記 vol.6に書いた通りです）を、メールでつらつらと書いてキヨくんに送りました。

しばらくたって、「funny mealの名前を聞いたとき、ぴん！ってまっすぐより、ちょっと傾いた感じかなって思った」という言葉とともに、キヨくんから送られてきた最初のデザインがこちらでした。

めっちゃいい！めっちゃいいでは！！！！！と思った私でしたが、なんとキヨくんは、キヨくんの知っている私の印象をベースにデザインしてみたかったそうで、私の暑苦しい長文メールもほぼ読まず、店名funny mealの元になった曲も聞かずスケッチを進めたそうなんです（笑）。私が全然まっすぐピンとしてないこと、がたがたわいわいしてることは、もうとっくにお見通しでした。そんな私が作ろうとしている空間を、私が大好きな器と組み合わせたデザインで、楽しく素敵に表現してくれたんだなーと思います。

そしてよくばりな最終形

↑のスケッチをベースにいろいろ微調整をしてもらい、相談しながら最終的には複数ロゴを持つことにしました。じゃじゃじゃーん！

私個人の名刺は一番右のロゴにすることにしました。一番賑やか感があって、自分にしっくりくる気がするんですよね。
そのほかの人たちは、お菓子やジャムにつけるシールとか、紙袋にスタンプしたり、できたらいずれ販売してみたいオリジナルコーヒーにコーヒーカップのシールをつける、みたいにいろいろ使い分けてみたいと思います。どれもすごくいいし、絵柄は違っても文字に特徴があるので統一感があるかなと。アーシーな色もすごく気に入っています。

ただ、お店の看板とショップカードは、にぎやかな高円寺の街でも埋もれない、視認性の高い色の方がいいかなと思い、ブルーにしてみることにしました。

ひとつに決めた方がよくない？説もありますが、これもいいあれもいいみんないいみんなすごくいいので、いいんです。私はいろんなロゴがわいわいしているお店がやりたいんです。それで違うなと思ったら変えるからいいんです～。キヨくんのデザインをめいっぱい活用させてもらいたいんです～。

短い期間で、いろいろくみ取って素敵なデザインを何パターンもしてくれて、本当にありがとうキヨ！！！！

funny mealのはじまり

ドイツにいたとき、キヨとウリとは家がとても近所だったこともあり、しょっちゅうブランチにお呼ばれしていたことが思い出されます。二人（と当時はまだちびっこだったzwei Kinderはもう本当に大きくなったよね……) の素敵なAltbauのおうちで、ウリが入れてくれるコーヒーを、これまたウリが焼いてくれる焼き立てワッフルと、今年作ったんだよ、と言って出してくれるジャムと一緒に食べる午前中のひとときは、今思い出しても特別な時間でした（そして食べ終わるとキヨがちゃっちゃっちゃっと片付けてくれるので、私はただ座ってるだけでリラックスしすぎでした）。ああー、思い出すそばから、またあんな時間を過ごしたい気持ちがわいてきます。

と思うと、ブランチをゆっくり楽しめる空間にしたいという私のfunny mealのイメージは、ウリとキヨと過ごした時間がベースにあるのかもしれないということに気が付きました。ますますキヨくんにロゴをお願いしてよかったです……。

funny mealが皆さんにとって、そんな時間を過ごせる場所になればと思います。そして、ウリとキヨがしてくれたように、日本に来た二人を私もfunny mealで精一杯おもてなししたいと思います。

（続く）