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【海外生活】ヤヤ(ナニーさん)が当たり前!フィリピンでの子育て🇵🇭

こんにちは。タイ生活6年⇨フィリピン・マニラへスライドし,早7ヶ月が経過。海外駐在帯同2カ国目、駐妻生活7年目のYukoです。

今回はヤヤ(ナニー)についてのお話です。
タイだとアヤさんだけど、フィリピンだとヤヤ。何故だか似てますね。

⚫︎タイ🇹🇭の子育て、シッター文化についてはこちら

⚫︎娘との会話から

我が家の自由人×重箱入りの娘が、

「何故、うちにはヤヤがいないの?」

と聞いてきた。

ヤヤとはフィリピンでいうナニーさん。

「もう、あなたは大きくなって手がかからなくなったし、ママは今専業主婦だからね。もし、働いてたらお仕事行くからナニーさん雇ってるけど。必要ないの。」

と話したけれど、

「◯◯は、ヤヤさんがお世話してるよ!バンコクでも、◯◯(よく遊んでた友達のナニー)がいたし。」

と仲良しのお友達の名前を出してきた。

どうも、よくよく話を聞いてみると自分にもヤヤをつけて欲しい様子。学校にお迎えに来て貰ったり、一緒に遊んだり、お世話をしてもらいたいそうだ。

確かに!マニラに来てからも毎朝同じコンドから一緒にバスに乗って行く子、他にも2人いますが、娘より大きい子も毎日ヤヤさんがお世話しています。

恐らく、インド系の子供達。

帰りは更にもう1人、恐らく韓国人か中国人の女の子も同じバスだけど、こちらもヤヤさんがお迎え。それぞれのお母さんには一度もご挨拶した事がなく、私もヤヤさん達と親睦を深めつつある日々。

お友達とのプレイデイトも当たり前のように、ヤヤさんがご一緒なので、自分にもつけて欲しいと言ってくるのも一理あります。

BGCのハイストリート。
日本の方が想像するマニラより、綺麗で都会的です。

⚫︎フィリピンのヤヤ文化


タイと同様、フィリピンも中上流以上の家庭ではヤヤを雇う事が多く、女性の社会進出を下支えしている。そして、家族や親戚のサポートもあったりします。

調べたら、フィリピンの産休育休も3ヶ月程度。確かに、3ヶ月で職場復帰するならヤヤさんは必要不可欠。

比較すると日本の場合は、核家族化が進んでいる為、親や親戚のサポートも薄く、保育園の質が高い事もあるし、そもそも日本では母親が子どもの世話をして当たり前、そうあるべきといった空気感がそうさせるのか、ベビーシッター文化もまだ根付いていない印象です。

少なくとも、私も日本で子育てに邁進していた7年前はその空気感のど真ん中にいたかもしれません。今はシッターサービスも以前より充実して、利用者も増えているのかな。そうだと良いなと思います。

⚫︎育った環境は大きい


タイ→フィリピンと東南アジア育ちの娘は、自分が小さな頃はナニーがいたし、ベビーシッターという存在が当たり前の環境で育ってきたから、私と根本的に考え方や捉え方が違うんだなと、つくづく実感しました。

先日はたまたま、忘れ物をしたので学校に届けに行ったら、ちょうどお迎えの時間目掛けて、ヤヤさん達が沢山校内で待っているのを目にしました。

親よりも比率が高いかも。日本人ママ達はマニラでも自分で送迎されている方が多いけど、フィリピンだと当たり前のようにヤヤの仕事なのかもしれませんね。

運動会のような行事も、ヤヤさんが来て写真を親の代わりに撮っていたりもします。

良いか悪いかは置いておいて、日本ではなかなか無い光景だなと思いました。

⚫︎現在の我が家のお手伝いさん

フィリピンに来てからは、パートタイムで通いのお手伝いさんに週二回×4時間で来て頂いています。フィリピンもタイ同様に安価で雇うことが出来ます。

コンドのお部屋にはメイドルームがあって、中にはバスルームもあり住める環境ですが、それほど広くも無い部屋に他人が四六時中一緒に住むのは気を抜けないし、我が家は通い一択でした。日本人家庭は通いが多いのではないかなと思います。

これが絶賛乳幼児の子育て中だったり、子供が複数いたら、純粋に人手が必要なので住み込み、またはフルタイムのメイドを雇用したと思います。我が家は一人っ子な上、すでに娘も8歳、フルタイムのメイドだと時間も持て余すだろうし十分です。

フィリピンに来てから雇った方は、友達に紹介して頂いた方で掃除、洗濯、アイロンがけ、皿洗いなどのメイド業務でお願いしていますが、イレギュラーで私が外出中の時は娘のお迎えをして貰ったり、所用で外出する時には娘と一緒にお留守番をして貰ったりと、大事な戦力。

学校行事もヤヤがいる事が前提の時間を案内されたりする事もあるので、居てくれるだけで本当に助かっています。

希望としては、タイ生活時と同様に週三回来て頂きたいところですが他の家庭とシェアしているので、現状2回。家事の負担は増えましたが、家も狭くなったし、娘も手が掛からなくなってきているので主婦業も頑張ろうと思います。

⚫︎まとめ

先日はお留守番の時、お手伝いさんと一緒にお掃除をして手伝っていたらしく、割と懐いて仲良くしているみたいです。お手伝いさんも、娘の事をかわいいアシスタントと言ってくれて微笑ましい。

そんなメイドやナニー文化が当たり前の国で育った娘が大人になって、もしも母親になったら?どんな生活をするのか、とても興味が湧きます。どんなパートナーと一緒になるかにもよるけれど、私とは育った時代も国も環境も違うから、真逆の子育てをしているのかもしれませんね。とりあえず、笑顔で子育て出来ていると願いたい。

私も経験済みですが、核家族化が進み親や親戚の手も借りれない、子育て家庭がマイノリティになった、子供に厳しい日本での子育てはなかなかハード。どれだけ子供が可愛くても、疲弊することはある。正直、病むこともある。

日本では子育てのアウトソース=悪

みたいな旧来の考え方が根強いかもしれませんが、世界はそうではありません。私も日本を出てから初めて気がつきました。

適正な価格で良質な一時保育やシッターサービスを安心して受けることが出来、母親だけに育児や家事を押し付けるのではなく、少しでも他人の手を借りたり、息抜きして自分を取り戻す時間を作ったり、ママが笑顔でいられる子育てしやすい日本になっていると良いなと心から思います。

長文お読み頂いて、ありがとうございました。

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