【海外生活】駐在2カ国目。バンコクからマニラに引越して半年住んでみた感想。
こんにちは。タイ生活6年⇨フィリピン・マニラへスライドし,早半年が経過。海外駐在帯同2カ国目、駐妻生活も7年目のYukoです。
しばらくnoteは間が空いてしまいましたが,フィリピンに引っ越してから半年経過したので,現在感じることを思いのまま書いていきます。
近況としては、12月は娘の学校の冬休みが1ヶ月も!引っ越したばかりで,友人も少なく,その少ない友人達も冬休みは一時帰国や旅行で不在,マニラでの長期休暇の過ごし方も不慣れで分からない…ので、勝手が分かるバンコクに帰って3週間近く、過ごしていました。
前回のnoteは,私が直前まで住んでいたタイ・バンコクとの比較がメインでした。
そして、直近もバンコクで過ごしたので、どうしても比較してしまうのですが、ほぼ全てにおいてマニラはバンコクの劣化版。主人曰く10年は遅れていると言っていましたが、平たく言うとそんな感じです。
私が15年じゃない?
というと、バンコクでも15年か20年近く前はスクンビットで象が歩いていた(観光用)と20年選手の方も仰っていたので、流石にそれは言い過ぎじゃないと修正されました。前置きが長くなりましたが、感想をまとめていきたいと思います。
前回同様、バンコクとの比較になってしまうので、フィリピン・マニラが大好きな方がお読みになると不快に思われるかもしれませんが、ご容赦ください。
⚫︎こちらは1ヶ月住んでみた感想。↓
⚫︎マニラに半年住んでみた感想
以前のnoteの内容(マニラ生活1ヶ月経過)は以下の通りです。
⚫︎フィリピン・マニラに住んで良かった事
・住んでいる場所(BGC)が思ったよりも綺麗
・超!ドッグフレンドリー!
・どこでも英語が通じる。
・外食は気持ち少し安い。
・国内に綺麗なビーチが沢山!
⚫︎フィリピン・マニラに住んで困った事
・日本人向けのサービスがバンコクほど充実していない。
・食材調達が大変。
・治安は良くない。
・部屋が狭い。
・インターナショナルスクールの選択肢が狭い。
・美味しいレストランばかりとは限らない。
・VISAの取得に時間がかかる。
基本的に、上記はこのまま変更無しです。
⚫︎半年経過後、追記として
・やる事が無い。
バンコクでは空いた時間に様々な習い事をしたり、有意義に過ごせていましたが、マニラに半年住んでみて、やる事が無いなと感じる時間が増えてきました。
バンコクと違って、マニラでは私が知らないだけかもしれませんが日本語で習える大人の習い事を殆ど聞きません。娯楽が少ないと言う表現が当てはまると思います。
同じような日本人駐在妻の方々や学校のママ等、少しずつ交友関係は広がってきたので、駐在妻が聞かれて嫌な質問TOP3に入るかもしれないけれど、何か面白いことがないかなと思って、
「平日の日中は何をしているのか」
会う方、会う方に聞いてみたら、割と家の中にいらっしゃることが多く、家で出来る趣味をしている。もしくは、ヨガやバトミントンなどのスポーツや、学び直しや、ボランティアとか。
⚫︎ 行きたい場所が無い。
私は高校生まで暮らした地元を除けば、京都、東京、バンコクに住んできました。何年住んでいても、飽きる事無く、見所も多く、美食に溢れ、文化的な生活を楽しめた、それぞれ大好きな場所です。
一方、マニラでは唯一とも言える観光地イントラムロスに行ってしまえば、他にこれと言って見るべき場所が思い浮かびません。
イントラムロスも、スペイン植民地時代の歴史を感じる世界遺産もあり素敵なのですが、呼び込みがしつこかったり、あまり綺麗でありません。(ネズミの死骸に遭遇しました。)
保存状態も残念な感じで整備したら、もっと観光資源として魅力が高まるのに残念だと感じてしまいます。もしかしたら、そのように考える人材がいないのかも?と思える位です。
⚫︎行きたい場所には、簡単には行けない。
フィリピンと言えば、日本の方は、マニラかセブ島、旅行好きな方ならばボラカイ島やエルニドなど美しい島々を思い浮かべると思います。
マニラ湾は残念ながら綺麗ではありません。綺麗なビーチに行こうと思えば、国内線に乗るか、公共交通機関も充実していないので車で3時間以上かけて行くか、といった感じです。日本から行くよりは勿論近いけれど簡単に行ける場所にはありません。
ローカルなマーケットやエリアは東南アジア独特のカオスな雰囲気があって、刺激的ではありますが、気合いが必要です。
バンコクも屋台があるので道が臭かったり、ゴミがあって綺麗では無い場所もあり、それには慣れています。が、マニラの場合は治安も悪く物乞いや、スリが多いので、行くにはちょっとした覚悟、更に防犯対策をして行くという感じです。
私がチャイナタウンのローカルなモールに行った話を現地の方にしたら、行ったの⁉︎危ないから行かない方が良いよ!って注意される始末。肌が白いだけで、お金持ちと思われるから狙われるよと。
比較的治安も良く、ローカルエリアも1人や子連れでぶらぶら出来たバンコクが恋しいです。
⚫︎日本人以外の友達が出来ない。
バンコク時代は、世帯数の限られたコンドに住んでいたのでいろんな国の友達が出来たし、娘のプレイデイトの時にママ達でお喋りして交友関係が広がりました。
こちらでは、日本人以外はプレイデイトもヤヤ(ナニー)が子供を連れてくるので、なかなか仲良くなるきっかけが無いなと感じます。
娘のスクールバスに一緒に乗る子達も、それぞれヤヤがいるので保護者の顔が分かりません。何かあった時に助けて頂けたりもするので、ヤヤさん達と挨拶を交わして交流するように努めています。
今後少しずつ交友関係を広げていけたらな、と思います。
⚫︎結論=つまらない。その理由を考えてみる。
家で、1人で出来る趣味で満足出来るタイプの方だと、どこの国に行ってもあまり左右されないのかもしれません。私はおでかけ好きなので、基本的に外的要因に左右されやすいのかなと感じました。
HighとLowの両方楽しめたバンコクと違って、マニラでは安全の為にHighがメインになってきており半年経過して、飽きたのだと思います。
BGCに初めて来た時もこの新しく出来た人工的な街に、半年で飽きそうな印象を持ちましたが、予想通りでした。
かと言って、引きこもっていても鬱々するので出かけたいのですが、これといって行きたい場所も思い浮かばず、レストランやどこも似たような感じのモールに行って終わる日々です。
行きたい場所は色々ありましたが、行ってみてがっかりさせられる事も多く、あまり期待しないようになってきました。ワクワクが少なく、無気力にさせられるという表現が近しいです。
あと日本もタイも固有の文化が色濃く、美しいと感じる場所や物が多く、個性が立っていて魅力的なのですが、フィリピンはやはり植民地支配で圧政と戦ってきた歴史があるからか、フィリピンという国が見えにくいというか、本来持っていた文化を消されてしまったのかなと感じることもあります。
実際にタイ文字は現在も使用されていますが、フィリピンではタガログ族が使用したバイバインという古代文字が存在したのに、現在では殆ど目にする事はありません。
娘の学校の授業でバイバインの紹介があり、その存在を知った時にはこの国が少し見えた気がして何だか嬉しくなりました。
⚫︎今後=無ければ作る!どうにかして、充実させていきたい!
お世話になっている国を愛したいと思っているし、外に発信するものは、できるだけポジティブな内容にしたいと思っているのですが、今回は半分愚痴のようになってしまって本当にすみません。
その分、新しい環境でもがく姿が伝わったかなと思います。海外生活に憧れると言っていただける事も多く、大変ありがたいのですが、現実はこんな感じです。
とは言え、生活が立ち上がって時間が出来たので、やりたかった英会話を始め、ずっと続けてきたフラワーアレンジも教室が見つからないので、独学で勉強する事を決め、できる事を少しずつ始めています。運動も何か始めたいですね。
・やっぱり、行動あるのみ。
実際に、先日は来比したアーティストのライブに頑張って訪れたら、フィリピン人のお友達ができたので、モヤモヤ期は行動あるのみだと改めて実感しました!
日本からバンコクに引っ越した時も、慣れるまで半年、心から楽しめるようになるまで一年かかったので、マニラも一年住めば都になるかも?
マニラも自分にとって都にできるように、比較すると苦しくなるので、無いものでは無く、あるものに目を向けて、無ければ探したり、作ったり、有意義に過ごせるように工夫して、日々を大切に過ごしていきたいと思います。
長文、お読みいただきありがとうございました。
⚫︎Instagram↓ こちらは東南アジア発の旅、生活、子育てがメインです。
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