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彼女の夢が、1つ叶ったおはなし


彼女は2019年の1月5日に、転職活動の記録を綴ったnoteを公開した。その記事の最後に、彼女が書いた言葉がある。


【これからの私のありたい姿】
改めて徹底的に自己分析して見えてきた自分のありたい姿は「周りの人にポジティブな影響を与え続けられる人間になりたい。そして自分の言葉で誰かの背中を押せる一言を生み出したい」ということでした。


2019年も終わろうとしている12月30日、17時6分。


彼女のもとに一通のDMが届いた。

はじめまして、○○と申します。
Yukoさんのnoteを読んで、心があったかくなりました☺️
私も休学していて、立ち止まった時期があったので、勝手に重ねてしまい、それでも前にすすむyukoさんに勇気を頂きました。

noteの投稿楽しみにしてますね!


ただただ、嬉しかった。
泣きそうになりながら、いろんな風景が思い浮かんだ。

成長したくて成長したくて、だけどできなくて悔しんでいたあの日。



前職や転職活動でお世話になった人たちに、輝いている姿を見せたくて、でもできなくて、悔やんでいた気持ち。


転職して良かったとは心から思えているけれど、2社目の選択がこの会社で良かったのか、働き始めても考えすぎていた時の風景。



こんなにも、活躍できない環境が、目の前に立ちはだかるなんて想像していなくて、ただただ壁に全力でぶつかって、跳ね返されて、心を複雑骨折して、起き上がれなかったあの日。


ずっと握りしめてきた夢はまだ終わっていない
あきらめた日が  ゴールじゃないから
ずっと追いかけてきた夢が生まれた場所
そこに戻れば 夢はまた始まる

それは職業のただの名前で
君が歩いていく道の名前じゃない

夢のゴール|kokua |作詞:スガシカオ

大好きなスガシカオさんの歌詞を思い浮かべながら、2019年を終えようとしている。


自分の言葉で誰かの背中を押せる
一言を生み出したい


"一言"ではなかったかもしれないけれど、noteという表現の場所で、私の経験や文章で、勇気付けられたとおっしゃっていただいた方がいたこと。

とてもとても嬉しい。

夢が1つ叶った感覚。まだまだこれから。

だけど1人の方に彼女の想いは届いたという事実。

教えてくれてDMをくれて、本当に感謝しかない。

そしてその方が初めましての方で、友人の情などではなく、シンプルに伝えてくれたことが、本当に彼女は嬉しくて自信になった。

彼女は、スガシカオさんが以前番組でおっしゃっていたことを、思い出した。


見たこともないような綺麗なモノを勝手に想像して、景色の描写をしても全然何も伝わらない。ところが、原風景として自分の中に残っている景色を一行入れるだけで、説得力・伝わる力が違うんですよね。

SONGS(番組のインタビュー)|スガシカオ


抑うつ状態・適応障害になるなんて、思っていなかった。だけど、起き上がれなかったあの日の景色、涙が勝手に流れて止まらなくて泣き叫んで、何もかも壊したくなって、太陽の眩しさが嫌いになった景色は、本当に覚えている。もう思い出したくないけど、悔しいくらい覚えている。


彼女はスガシカオさんが大好きだ。
スガシカオさんの歌詞に励まされて、生きてきた。



憧れている。だけどファンではなく、いつかいつかお仕事なのか何かの形で、スガシカオさんの脳内を解剖できるような、奥の深いドロドロだけどあたたかい言葉を引き出せるような、インタビューをしてみたいと本気で思っている。


そういえばスガシカオさんって、30歳でメジャーデビューしたんだったなぁー。


そんなことを思いながら改めてGoogle検索をすると、29歳で会社を辞めて音楽活動に専念をしたと記載があった。


彼女も会社を辞めて転職したのが29歳。そして1つの夢が叶った歳が30歳。ちょこっとシンクロした時系列が、驚きでもあり、とてもとても嬉しかった。

いつかもっと交わりたい


彼女は今、写真と言葉に夢中だ。

スガシカオさんをファインダー越しにのぞいてみながら、言葉を紡いでいきたいから、まずはいろんな言葉に触れて、いろんな方を写真におさめて力をつけていきたい。


だけど本当は今すぐ会ってみたい。



今の本当の欲望は、Hitori Sugar Tour 2020のLIVEのどこかで、朝から晩まで付き添わせていただき、その時の風景を切り取りたい気持ちでいっぱい。。。いつも正面からしか見たことがないから、横や後ろからの景色を切り取って息遣いを感じる中で、なぜこの歌詞が生み出されているかの理由のカケラを探してみたい。。。

Twitterでメンションをつけて投稿することや、ありがたいことに相互フォローの関係なので、DMを送ることも可能だ。だからこのnoteを送ってみることにする。



今日初めて10kmマラソンを走った時に「トライすることが大切です」ってカスタマーサクセスの先輩に声をかけてもらったんだった。


たとえ撃沈したとしても、ドロドロな景色も、忘れ去りたい景色も、全ては「伝える」ことに繋げられるはずだから。


トップの写真は、彼女が今朝走った10kmマラソンの開催場所。熊谷スポーツ文化公園の陸上競技場のトラック。なんだか訴えかけてくる景色だった。

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