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予算特別委員会で羽田新ルート の質問は区議団の私だけでした

質疑の詳細

昨年4月から米軍ヘリが航空違反となる可能性が高い飛行を繰り返しています。駒沢公園脇を飛行している米軍ヘリルートも確認されており、新宿の高層ビル群、東京スカイツリー、渋谷で最も高いビルよりも低い超低空飛行が常態化しています。
 日本の航空法が定める最低安全高度は飛行している位置から半径600m範囲内に周辺で最も高い障害物があった場合、障害物の高さから更に上の300m以内は飛行禁止とされています。
 軍事アナリストは米軍ヘリが低空で都心上空を飛び続ける理由は羽田空港への民間旅客機の着陸ルートが都心上空に新設されたこともあり、「旅客機の空路と交差しないよう、低く飛べるようにしておかなければならない」ためではないのかと分析。「慣熟訓練」といって、日本に着任したばかりのパイロット訓練には、かかせない飛行とのことです。
 米軍ヘリとは別に米軍基地に配備されたオスプレイは横田基地、習志野、千葉県木更津、厚木基地と四角形に移動し、それぞれの基地へ移動するため、羽田新ルートと交差します。
 都立広尾病院の救急医療は最重点医療のひとつであり、目黒などの区域に加えて、伊豆・小笠原諸島からの重症救急に対応。特に離島救急について、広尾病院では年間200件を超える航空機搬送を受け入れています。広尾病院の医療従事者は羽田新ルートについて、ドクターヘリと衝突する可能性があると指摘しています。
海外では2月20日に米国デンバー国際空港発ホノルル行きのユナイデッド航空機が離陸直後右側エンジンに損傷が発生したため、デンバー国際空港に引き返し、その際に郊外の住宅地等に複数機体の破片が落下するという事案が発生しました。
 港区では3月1日ユナイデッド航空機事故を受けて、国交省に対し、原因究明、住民への丁寧な説明、落下物対策パッケージの強化、ルート固定化回避などを要望。
1、目黒区ではこのような東京上空の状況について、どう危機感を感じているのか。
2、港区、品川区と同様に区民の暮らしと命を守る立場から、国交省に対し要請すべきではないか。
3.駒場3丁目、青葉台4丁目は静かな住宅街だからこそ、羽田新ルートの旅客機が住宅内に響くので、やめてほしいという声が寄せられた。怒りをもって訴える方も増えた。区民の命と健康を守るために、騒音と健康の因果関係を調べるうえでも区独自で北部に騒音測定器をつけるべきでは
ないか。
4.駒場3丁目の区民の方から、「第5次オープン説明会で聞いた話と違うルートを飛んでいる」説明してほしいという声が何人かから声があった。区民の声にこたえ、国交省に住民に対し、説明会を開催するように要望すべき。
5.区独自で新ルートの固定化を回避せよと要望すべきではないか

区側の答弁

1.米軍ヘリは別な問題だと考えており、懸念する区民の声はない。
2.考えていない。
3.設置するつもりはない。
4.説明会を開催せよと要望する予定はない。
5.考えていない。

ブルームフィールド警察のツイッターから↓

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2021022100186&g=int @jijicom

国交省ではクレーマー扱い

9日、日本共産党都議団も羽田新ルートを追及。しかし国交省は騒音の苦情をクレーマー扱いしていると批判。小池知事は「意見として伺っておく」と答弁しただけでした。
 しかし何も言わないと何も思っていないことにされてしまいます。 

うるさいと感じたら、連絡してください

「羽田空港のこれから」のHPにある電話連絡先
▼0570(001)596
7時~20時(土日含む)

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