羽田新ルート中止を求める陳情 が2件出ました/各会派の態度

2月28日、2022年第1回定例会で羽田新ルート「運用停止」、「一時凍結」の陳情が2件出されました。
①「目黒区議会が国に対し、羽田新ルートは早急に運用停止するように意見書を提出することを求める陳情」
②「羽田空港新ルート運用の一時凍結を求める陳情」
 どちらも騒音の影響が大きい、青葉台4丁目の区民です。

①運用停止を求めた陳情

●陳情事項
①のタイトルと同じ
●陳情趣旨
▼都心着陸ルートと川崎コンビナート上空での増便効果(1.1万回)は羽田空港全運用(44.7万回)のわずか2.46%であることは国が認めている。
▼2021年2月、米国・コロラド州の民家の玄関先にユナイデッド空港航空機の部品が落下。このような部品落下が東京の住宅密集つで起きたら大惨事になります。
▼滑走路の使い方では進入滑走路手前淵までの距離、退避路での停止線の位置で日欧空港の違いがあります。当該時間ロスを省く方法を採用すれば、ここだけで20%強増便できる。邦人パイロットは海外空港では現地方法に添った運用をしており、事故は起きていません。
▼東京工業大学屋井副学長は混雑空域の処理能力を2倍にする施策を発表し、冒頭施策が令和2年11月から規定を変更し、運用されていることを政府が答弁。
▼港区議会、品川区議会は運用見直しを求める決議をしました。渋谷区議会は令和3年10月13日「国に対し、早急に運用停止を求める」とお請願を全会派一致で採択し、同趣旨で意見を内閣総理大臣他に送付した。
(一部省略)

不採択多数

結論から申しますと、自民党、公明党、新風めぐろ、日本維新の会は「不採択」とし、日本共産党の私と、フォーラム目黒の委員は「採択」を主張しましたが、「不採択多数」で不採択となりました。

②一時凍結を求める陳情

●陳情事項
2020年3月から始まった羽田新ルートに関して、コロナ禍直前の2019年飛行実績が回復するまでの期間、一時凍結して従来に戻すよう、区議会から国に求めて下さい。
▼陳情趣旨
人口過密地域や重工業地帯上空を新たな危機管理体制も敷かず、落下物の可能性(※目黒は着陸準備のため、タイヤ出しポイントであり、氷の塊が落ちる可能性が高い)甚大な騒音被害、世界でもまれな(※着陸の降下角)3.45度の急降下と横風着陸の増加(※東京湾は南西から強い横風が吹く地形)、強引な推進計画など納得できない説明ばかりを繰り返してきた。
 世界で最も権威ある航空業界団体(IATA)の見通しでは早くとも2024年までは国際需要が回復しないと分析。実績が回復するまで新ルート運用を一旦凍結することは可能。被害回避の視点で飛行方式検討を進めてほしい。

継続多数

「日本共産党」の私と「フォーラム目黒」の委員は「採択」を主張。自民党、公明党、新風めぐろ、日本維新の会は「継続」を主張。継続多数で、「継続」となりました。

2月11日、成田空港で部品落下

日本航空貨物便ボーイング747の主左翼の一部金属のプラスチック製カバー(上記写真)60キロが落下。翌日滑走路脇で見つかりました。都心で起これば大惨事です。





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