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大地の恵み(5)米

金沢に行こうかなと昨年末考えた。何度も出かけているが年に一回は旅する友人とはまだだから。街の雰囲気が好きだ。食事が美味しい。特に北陸はお米が。
 
コシヒカリは福井「越前」の越が由来と聞く。山陰の米も勿論自慢できる。仁多米は中国山地の中で耕作される。甘い。応援している山王寺本郷の棚田舞(米を舞うの漢字にしている)は粒揃いで炊き上がりが特に美味、そして伯耆の米。冷めても美味しいからお弁当に最適なのだ。キヌムスメや星空米が盛んに話題にのぼる。
 
日本の米はどこの産地でも美味しいし炊飯ジャーも優秀。土鍋で炊いたことはないけれど。
土がいいから、水がいいから、だけが美味しい理由ではない。昼夜の気温差が大きいと美味しい米が出来るそうだ。美味しい米を作ろうと日夜奮闘する農家さんの情熱が美味しくさせると信じたい。
 
小麦粉がパンになりケーキやクッキーになり大人から子供まで楽しませるように、米は餅になり団子になり、お煎餅になる。
この地では旅立つ人の棺に団子をそっと入れる。

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