うえのゆうこ

神戸のタウン情報誌「ビバ!ニュータウン」取材記者。期間限定で「ワールドマスターズゲーム…

うえのゆうこ

神戸のタウン情報誌「ビバ!ニュータウン」取材記者。期間限定で「ワールドマスターズゲームズ関西2021」公式WEBマガジン「ゴトスポ」取材記者をしています。noteではエッセイを。ライターコミュニティ「大阪ものかき隊」在籍。

最近の記事

それは、去年の3月に始まった ③ウグイス嬢編

松方ホールのレセプショニストの仕事が3月いっぱいで終わると決まって、どうしようかなと思っているところに、ママ友からもうすぐ始まる市会議員選挙の、ウグイス嬢のバイトのお誘いがきた。 これまでのおはなし。 「ウグイス嬢とな!」この歳になって、なかなか「嬢」がつく仕事になんか就かせてもらえない。 小学生の時、自分の街を走る選挙カーに向かって手を振った経験がない人はいないと思うし(え、普通やるよね?)、人生で一度くらい、車の窓から白い手袋で手を振る、アチラ側になってみてもいいん

    • 嵐。とうとうこの日がきた。

      「ファンの子」 大野智という人は、私たちおばさんファンの事も、あまねくそう呼んでくれる。 まだ若い頃のインタビューで見たけれど「ファン、っていうのも違うし…」っていう彼なりの感じ方から、シックリきたのが「ファンの子」だったみたい。 それを今でも言ってくれるから、10コ近く年下の彼が「ファンの子が」と言うたびに、 ”頭ポンポン感” を感じて、ちょっと「えへぇ」ってなる。(キモチ悪いよね!承知の上です) 去年の1月に、2020年の12月31日をもって活動休止すると発表して、

      • それは、去年の3月に始まった ②レセプショニスト編

        私がライターというものになる最初の一手が来た瞬間「それは、去年の3月に始まった」を書いてから早5か月。もう2020年が暮れようとしている。嵐の活動休止もガチのカウントダウンに入って、今の気持ちを残しておきたい衝動もある…でもまずは去年の3月の続きからだ…。 松方ホールは神戸新聞文化財団が管理しているが、レセプショニストなどがおこなう、実際のホールの運営はサントリーパブリシティサービス(株)(通称SPS)が行っていて、私もそこに所属していた。3月の青天の霹靂は、この2社の関係

        • アサリの絶命とサイコパス。動物愛護とウナギの目打ち

          これって私だけなのか、前から聞きたいとことがありまして。 それはアサリが調理中にパカッと開くところを見て、みんなは何とも思わないかってコト。 アサリがどの段階で絶命してるのかハッキリしないコトが、この問題の鍵のような、ちがうような(どっち)。 このご時世、ネットで検索すればわかるかもしれないけど、「知らぬが仏」っていうか、知っちゃうとなんだか良くない感じがして、敢えて調べずにいる。そう書くと、 「それはアサリが可哀想になって調理がやりにくいからですね」って優しい人は思

        それは、去年の3月に始まった ③ウグイス嬢編

          コロナで迎えた初めての夏と大学生たち

          コロナの影響は、それはそれはあらゆるところに及んでいるけれど、 どの年代にも、それなりの不都合や不便があるだろうけれど。 私が気になっているのは、今年の大学一回生。 やっとこさ受験を終えて、新しいキャンパスライフに、それこそ期待と不安とワクワクを胸に、地方から出てきた子たちも多かったと思う。 でも入学式すら中止 その子たち、どうしたんだろう。また実家に戻って、大学受験してた自分の部屋の机で、大学のリモート授業を受けてるのかな… 大学にも立ち入れないから、サークルの体験

          コロナで迎えた初めての夏と大学生たち

          電車で見た母娘に自分が重なり鼻の奥がツンとした話

          友達に誘われてお料理教室の体験レッスンに行き、その日に入会してしまった。 入会後初日のレッスンメニューは特別で、ステーキの上にフォアグラが乗ってるヤツだった。でもこんなの家で再現できないよ、近所でフォアグラ売ってるの見たことないもん。 普段なら試食時にワインも飲み放題らしいのだけど、今はコロナの影響で飲み物の提供もナシ。せっかくフォアグラとのマリアージュを楽しめるチャンスだったのにさ。コロナめ。 この「コロナさえなかったら」思考は、声を張り上げたところでどうにもならない

          電車で見た母娘に自分が重なり鼻の奥がツンとした話

          それは、去年の3月に始まった ①青天の霹靂編

          タウン情報誌の取材記者になってからは丸2年。流れ流れて、半年前から大阪のライターコミュニティにも所属している。 たまに個人でも取材の仕事をしているから、仕事は何をしているのかと聞かれて、カッコよく言いたい時は「まあ…言うたら、フリーライターかなあ...」と斜め上を見ながらニヤけて名乗ったりしている、ライターのハシクレです。 そもそも2年前、どうして突然やったこともない取材の仕事を始めたのか。 それは明確に覚えているけど、ある日買い物から帰るとダイニングテーブルの上に、今

          それは、去年の3月に始まった ①青天の霹靂編