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のび太の時代到来?!

PRESIDENT Onlineで野田秀樹さんの記事 を読んでいたらビックリするようなことが書かれていました。それは、「このAI時代に生き残るのは“のび太”のような人材だ」ということです。のび太の時代到来、とでも言えるのでしょうか?

つい先日、一年ぶりに再会した高校時代の友人と「ドラえもんのような時代が来ちゃったもんね~」としみじみ話していたところだったので、この野田氏の記事には感じるものがありました。

私が子供の頃といえば1970年代、ドラえもんで描かれている世界はまさに夢物語。「未来はこうなる?!」と期待させるものではありましたが、本当に実現するなんて信じていなかったような気もします、あまりに昔のことなので記憶にありませんが…。

「ドラえもんがいたらいいよね~」と多くの人が思っていたでしょうし、大人になってもそんな風に口に出すことがあったはず。
「ドラえもんの道具がひとつ手に入るとしたら何が欲しい?」なんて質問すると、全然現実味はないのに、誰もが「どこでもドア~!」と嬉しそうに答えて盛り上がる、なんてことは、あなたも経験があるのでは?

ドローンはAIではないけれど、あっという間に宅配便の空輸なんかに活用されるようになっているので、もうちょっと進化したら、人間を運ぶタケコプターになるのでは? なんて思います。

そんな風に、今の世の中を見渡すと、ドラえもんの世界で“未来”図として描かれていたものがけっこう現実してますよね~?

そして、AIがどんどん進化して人間の仕事に取って変わりつつあると言われているこの時代に必要な人材は、ドラえもんではなくて“のび太”だと野田氏はおっしゃるのです…。

最初は「え?!」と驚きましたが、言われてみれば納得。言ってみればAIがドラえもんなのだから、そのドラえもんに「こんなことして」「こんな道具を出して」とおねだりをする、リクエストをする、指示出しをする人=のび太のような発想をできる人こそがこれからの時代に活躍できる人材、ということです。

10年くらい前からだったでしょうか、“AIが進化して人間の仕事が少なくなる”と警鐘が鳴り始め、『AIにとってかわられる仕事リスト』なども出回り始めました。それで“AIに使われる側でなく、AIを使いこなす側になりましょう”と言われたりしていましたが、具体的に何ができたらいいのか、個人的にはもうひとつピンとこなかったのも事実です。

でも“のび太であれ”というのはとてもわかりやすい、肚落ちする例だと思います。

今まで、『ドラえもん』では、ドラえもんがスターであり、のび太はひたすらドラえもんを頼るだけのしょうもない少年だと思っていたのですが、時代の変化、技術の進歩によって、のび太の時代が来るなんて、驚きです。のび太本人だって想像もしなかったのでは?

野田氏がおっしゃるのは、のび太のキャラクターそのものではなくて、あくまで、「こんなことはムリだろう」とか最初からあきらめたりすることなく、制限なく自由に柔軟に「これが欲しい!」と考えることができるその発想力のこと。

そして、そういう発想力を鍛えるためには、例えば野田氏の本を読んだらそこに書かれている方法を実践してみることが重要、と書かれていて、それはまったく同感です。

頭の良さを磨くに限らず、ダイエットでも何でも、今や有益な方法や情報は溢れかえっているので、簡単に手に入りますが、多分、試さない人が多いのかなあ、と思います。

いくらのび太の時代といっても、何もしないでいると凡人の私はのび太にもなれない…。のび太は天然で”あれ”なんでしょうから、キャラクター設定をしてくれた生みの親に感謝するしかないですね。

つまり、行きつくところは、とにかくやってみる、試してみる。トライアンドエラー、に尽きるのかな? あ、結論がちょっと本筋から逸れた気もするけど…(笑)。

ぼく、トラノモン


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