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マーガレットを手縫いしてみた

先日、FBにお友たちが自作したマーガレット(ボレロ)をアップしていたのがとても素敵で「いいな~」って思っていたら、作り方が載っている雑誌を貸してくれました。何も言わなかったのに、作りたいのが伝わったみたい…!

それで、せっかく貸してもらったので、彼女とお揃いで作ってみようって思ったら、がぜん、楽しくなりました。

地元の手芸屋さんに生地を買いに行って、あまり選択肢がなかったのですが、とりあえず習作で作ってみようと思いつつも、ミシンを処分してしまい手縫いしかできないので、ほつれやすい生地は使えないし、どうしようかと思案しつつ生地を眺めていたら”トイニット”となるものを発見。一見、コットンのベロア調だけど実はポリエステル100%でぬいぐるみを作る用の生地。だから断ちっぱなしでもほつれない! これは望むところ! ということで、即決。黒が欲しかったけど墨黒っぽかったのでやめて、手持ちの黒服に合わせやすそうな紺色に決定。そう、習作なんだけれど、着る気満々(笑)。

そして、この三連休に、家事の合間にチクチク縫って無事に完成!

手縫いマーガレット

貸してもらった雑誌に、彼女が作った袖の型紙もはさんでおいてくれたので、それを元に、自分サイズに袖丈10センチプラスで作ってみました。身頃は直線裁ちなので直裁ち。シャリシャリと生地にはさみを入れる感触がいつもたまらない、本当に好き。

今までずっとミシンを使ってたので、実は手縫いなんて小学校の家庭科で前掛けエプロンを作って以来。あ、実際には去年も手縫いでタンクトップを一枚仕上げましたが、それくらい。

でも、手縫いは手縫いで、チクチク縫う作業に集中するのが、日ごろのいろいろな思いから解き放たれてすごい気分転換…肩は凝るし目は疲れるけど。実際には、縫物しながらYouTube動画で好きな牧師先生のメッセージを聞いたりして、充実感満載!

「これを縫おう」と思い立った時から、いつどこに生地を買いに行くか、どんな生地がいいのか、といろいろ考えるところから楽しみが始まります。

今回は、去年のシャネル展で買ったものの、使うあてのなかったシルバーとゴールドの糸のうち、シルバーでステッチすることを思いつきました…。アイディアはすごく良かったはずなんだけど(笑)、ステッチが下手なので、期待したほどには映えず、とりあえず袖にほどこして終了。気が向いたら襟ぐり・そでぐりまで挑戦してみようかと思います。

かれこれ40年前に、コムデギャルソンの店舗に数か月立っていたことがあり(当時は店舗スタッフをハウスマヌカンと呼んでましたが)その時にお店にあったのが、黒やグレーのウールジャージのマーガレット。袖がもっとほそくて、クシャクシャっとたゆませて着る感じがなんともお洒落。あるいは、ストール風に首に巻く。大学卒業したてで、まだまだファッション経験も乏しかった私には「世の中にはこんな洒落たものがあるんだ!?」って衝撃でした。もちろん、その数か月で目の当たりにしたギャルソンの服はどれもこれも衝撃以外の何物でもありませんでしたが。その時のマーガレットは、とっても気に入ったけれど、多分、社販でさえも高価で手が出なかったのだと思います。それからずうっと、いつか自分で作ってみたいと40年越しで思い続けて、ようやくそれが今叶いました。なので、次はウールジャージで作ってみたいです…。

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