蜷川実花展@TOKYO NODE
虎ノ門ヒルズステーションタワー TOKYO NODEで開催中の蜷川実花展は明後日の日曜日が会期終了。2月5日から始まっていますが、私は8日金曜日の夜に観てきました。
というのも、勤務地が虎ノ門ヒルズビジネスタワーでお隣だから。今の職場ではフレックスタイムで8時~17時で勤務させていただいているので17時にささっと上がり、ビル内のコンビニで軽食をとって観に行きました。まだ3日目でしたが、その日も若い人中心にたくさんの来場者が。
蜷川実花さんといえば、鮮やかなお花の写真、というのが私の持っているイメージ。まだ写真家デビューされたばかりの頃だったか、色鮮やかな、鮮烈なお花の写真の数々がとても印象的で圧倒されました。それまでの、花とは自然の中での自然な美しさをめでるもの、みたいな暗黙の了解というのか常識を打ち壊した、みたいな。
その印象をそのまま引きずって、だから、そういうお花の写真にまた出会えるのを勝手に期待して、ろくに下調べもせずに行ってみたのですが、それは私の期待が違っていました…、つまり期待とは異なっていたということです。
それはそうですよね、だってあれから何年も経ち、その間に蜷川実花さんの活動の幅は広がり経験も積まれ、世界がどんどん大きくなっていらっしゃるのでしょうから。
会場内は撮影自由でした。
壁と天井を大きなスクリーンに見立てて映像を映す作品がたくさんありました。写真は撮らなかったけれど街の風景を素材にしたものも。
面白かったのは、その壁に映し出された映像が、窓ガラスに反射するのですが、その窓の向こうの夜景と重なり不思議なその場限りの絵を創り出していること。
虎ノ門ヒルズステーションタワー45Fからの夜景も絶品。
圧巻は、造花で埋められた空間、正式に何て名前がついてたのかしら?
お花畑どころの騒ぎじゃない、空間そのものが花で埋め尽くされていて、これはどんな風にイメージして設計してひとつ一つの花を作り設置して作り上げたのかしら?と考えながら眺めました。
生花じゃないだけに、香りでむせかえりはしませんでしたが、そこがまた人工的な空間の不思議なところ。
1か月足らずの会期でこの空間が消滅してしまうとしたらもったいないです。どこかに移設計画などあるのかしらん?
と、特に印象に残っている、私が好きだったところだけ取り上げました。もしお天気だったら昼間もまた違って見えると思うのですが(窓ガラスが壁になっているから昼間の日の光と昼間の風景と、夜のそれではコンビネーションがまったく異なると思われるので)、やっぱり自分が夜に行ったので、行くなら夜がお勧めかな~、あと二日です!
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