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【News! AIRS-Lab #125】 「経営」に関与し始めた生成AI、明日3/25のライブ講義、AIアートなど

皆様こんにちは、我妻です。

Udemyコース「Geminiを詳しく学ぼう! -Google最新の生成AIを使いこなす-」、お陰様で先週リリースすることができました。


今回は、明日3/25(月)のライブ講義、今週のAIニュース、制作したAIアート、Udemyコースの一部無料公開などについてお知らせします。
なお、この配信のバックナンバーは、noteの方で公開しています。

Udemyコース一覧はこちら。


Claude 3を使いこなそう!

明日3/25(月)の21時から、ライブ講義「Claude 3を使いこなそう! 」 が始まります。
Claude 3を使いこなそう! 【Live!人工知能 153】
YouTube Liveで配信します。

connpassの方でも参加者を募集しています。

「Claude 3を使いこなそう!」は、Anthropic社が提供する最新のAIモデル「Claude 3」の活用方法をマスターするための講座です。
自然言語処理や知識活用に優れたAIアシスタントを、自在に操りたい方におすすめです。

Claude 3は、広範な分野の知識を備えており、文章の理解や生成、質問応答、要約、翻訳など、様々なタスクに対応可能です。
高度な言語理解能力により、ユーザーの意図を的確に捉え、適切な応答を返すことができます。
また、倫理的配慮や安全性にも重点を置いた設計となっています。

本講座では、Claude 3の基本的な使い方から応用的な活用方法まで、段階的に学習していきます。
さらに、ChatGPTなど他のAIアシスタントとの比較も交えながら、Claude 3の特徴や強みについても解説します。
Claude 3を使いこなし、様々なタスクを効率化できるようになりましょう。


【今週のAIニュース】

直近のAI関連の話題に、我妻がコメントします。
Twitter(@yuky_az)、およびコミュニティ内での発言をまとめたコンテンツになります。


生成AIが「経営」に関与し始めた事例。

やがて生成AIを使わない経営は競争力を失っていくのかもしれません。
ただ、現状のLLMは因果推論が苦手なので、もっともらしい答えを出してくれても最善の手を捻出するのは難しそうに思えます。
AIの関与率が1%、5%と上がっていくことは予想されますが、50%を超えることはあるのでしょうか。
100%になったとき、人間はAIが苦手な肉体労働を遂行する存在になっていくのかもしれません。
やがてはそれもロボットに代行されるかとは思いますが。


シンギュラリティの提唱者、レイ・カーツワイル氏による、あと5年で人類の生物学的寿命が500年になるという予想。

本当であれば大変なことですが、さすがにカーツワイル氏がうっかり口を滑らせた可能性の方が高いのでは。
LLMは言語空間で無双していますが、生物の体は言語ほどデジタル化が容易ではないかと。
人間の体が、文章のようにベクトル化できるのはいつ頃になるのでしょうか。
健康上重要な点に絞り、うまくデータを圧縮できれば意外と低容量で済むのかもしれません。
また、本当に不老不死が実現するのであれば、人口が爆発し地球が人間に圧殺されてしまいます。
地球人口の制御の方が、優先して実現すべきテクノロジーなのでは。


進化的アルゴリズムを活用した基盤モデルの構築について、Sakana AIが研究成果を公開しました。

Sakana AIは、進化や集合知などの自然界の原理を応用して、基盤モデルの開発を効率化、高度化、自動化するための新たな手法を開発しています。

特に、進化的モデルマージと呼ばれる手法により、多様な能力を持つ幅広いオープンソースモデルを融合して、ユーザーが指定した能力に長けた新しい基盤モデルを自動的に作成することができるようになりました。

この手法を用いて、「EvoLLM-JP」という数学的推論が可能な日本語の大規模言語モデルや、「EvoVLM-JP」という日本語で対話可能な画像言語モデルなどを構築することに成功したそうです。

Sakana AIによると、このアプローチを活用することで、完全に独自のモデルを構築するために多大なリソースを投入する前に、プロトタイプの基盤モデルをより迅速に開発することができるようになるとのことです。

今後、多様な基盤モデルの広大なオープンソースエコシステムを活用し、既存のリソースからより多くの価値を引き出すことで、イノベーションのサイクルが加速されることが期待されます。


AIによるセカンドオピニオンの需要が高まりそうです。

医師の技量に左右されずに、安定した診断ができるのがメリット。


国連決議にどの程度拘束力があるかはわかりませんが、世界規模で話し合い、問題の重大性を認識しておくのは大事なことかと。
特にAGIについては、各国の利害を超越した深慮が求められるでしょう。


国連総会がAIに関する初の世界決議を全会一致で採択しました。

この決議は、個人情報保護の促進、プライバシーポリシーの強化、AIのリスク監視を通じて人権を擁護するというもので、アメリカが提案して121カ国が賛同しました。

国連総会は、人権の享受に不当なリスクをもたらすAIシステムの使用を控えるか中止するように求め、人々がオフラインで持つ権利は、オンラインでも保護されなければならないと論じました。

また、安心安全かつ信頼できるAIの利用に関連する規制とガバナンスのアプローチと枠組みを開発し、支援すべきとしています。

今回採択された決議には法的な拘束力はありませんが、AIガバナンスに関する国際的な合意形成において重要な一歩となりえます。

Microsoftのブラッド・スミス副会長兼社長は、今回の合意はAIの倫理的かつ持続可能な開発のための国際的な道筋を確立するもので、AI技術がすべての人のニーズに応えることを確かなものとする重要な一歩となると述べました。

今回の決議案はアメリカが提案し、中国やロシアを含む122カ国が共同提案したものとなっているものの、その交渉には3カ月を要したとのことです。

アメリカの国際連合大使であるリンダ・トマス=グリーンフィールド氏は、AI技術を人間性と尊厳、安全と安心、人権と基本的自由というレンズを通して開発・展開すべきだと述べました。

国連総会の規模でAIに関する決議が採択されたのは今回が初めてですが、複数国間の国際的なAI協定としては、ブレッチリー宣言や、安全なAIシステム開発のためのガイドラインが存在します。


【今週のAIアート】

以下は、今週制作したAIアートです。
プロンプトの生成にはChatGPTを、画像生成にはMidjourneyを利用しています。

https://www.instagram.com/p/C4owqbyPhss/

https://www.instagram.com/p/C4t4u-xPiLo/

https://www.instagram.com/p/C4wZrgTvoU3/

https://www.instagram.com/p/C4zDTyoP3NO/

https://www.instagram.com/p/C41sq9KJfBQ/

審美眼とプロンプトのセンス、さらに磨いてきたいです。


【Udemy動画の一部無料公開】

Udemyコースの動画の一部は、YouTube上で無料公開されています。


【書籍】

AI関連の書籍を、これまでに何冊か出版してきました。

Amazonの著書一覧はこちら。


今週のコンテンツは以上になります。
ご意見、ご感想、ご要望などがありましたら、ぜひ気軽にコメントをください。

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